川崎の野生生物
カサスゲ

Carex dispalata Boott et A. Gray
カヤツリグサ科スゲ属
北海道から九州までの平地に分布し、湿地や池の浅いところに生育して高さは1m程にもなる。
開花期は4月中下旬。
かつては水田やその間に走る水路、あるいはため池の周辺などにごく普通に生え、様々な民具などに利用された。 菅笠(すげがさ)や蓑(みの)などをつくる材料として使われた。カサスゲ(笠菅)の名もそこに由来する。

撮影/ カサスゲ、2009/4/16 生田緑地、岩田臣生

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation