里山の自然学校2010
第3回《プールのヤゴの救出作戦》

【2010/6/7 更新】

日時 6月6日(日) 10:00〜15:00
場所 稲田公園児童プール
参加者 里山3年/鈴木萌恵
    里山2年/豊島芳璃人、内藤義人、大島万奈
    里山1年/野村麻理亜、岩野可菜子、工藤思由、須田龍生、三橋修
         須藤有弥、佐々木伶、松本歩実、森田龍平、島田耕助
         井原沙羅、大江田慧、木村陸樹、佐藤夕波、島田真衣、山内雄仁
         江口暁香、木本百香、鈴木こころ、高村慶太朗、原田大雅
OB参加 神山幸雅                      26人
講師 山本晃、梅原和仁、神山歩未、岩田芳美、岩田臣生

稲田公園の駐車場は車が溢れていました。自転車の数も多く、長い列ができていました。朝からこんなに混んでいたのは初めてでした。
稲田公園児童プールのヤゴの救出作戦も6回目になります。
この日のために、新しく手網10本を追加し、26本の手網を用意しました。全員が一つずつの手網と洗面器を持って活動することができます。


プールの水は澄んでいました。中には藻が殆ど見られません。ヤゴはいないかも知れないと心配されました。 でも始まって直ぐに、ギンヤンマを取ったという声が響いて、その懸念が吹き飛びました。
子どもたちは、次々にヤゴを見つけ出しました。 一体どこに隠れていたのでしょう。 今までに比べれば少ないのですが、子どもたちは、もう夢中になっています。 水に入るのは嫌だと言っていた子どもも、いつの間にか、水の中で笑っていました。 好天に恵まれて、プールサイドは熱く焼けています。裸足でいると火傷をしそうな温度です。お昼のお弁当の前に洗面器のヤゴをバケツに移して、日陰に移動させました。 お弁当を食べ終わって、休憩時間だというのに、待てずに水に入って活動を始めようとしていました。 昼食後、岩田もプールに入ってみました。子どもたちが殆ど救出したようで、もう沢山のヤゴが手網に入るということはありませんでしたが、ウシガエルが入りました。今年のヤゴの少なさは、ウシガエルにも原因があったと思います。 お昼で着替えてしまった子どももいましたが、まだまだ網を使いたいという子どもたちが救出を続けました。 採集したヤゴを4つの型、即ち、ヤンマ型、シオカラトンボ型、アカトンボ型、イトトンボ型に分けて個体数を数えました。 子どもたちが個体数を数えている間に、先生が使った道具を洗っていました。 この日の活動で救出したヤゴは 1,180匹でした。 死んでいたものは対象外です。
ヤンマ型はギンヤンマで、36匹でした。プールの壁に登れずに羽化しそこなっていたものが数匹回収されています。
シオカラトンボ型は50匹でした。
アカトンボ型は 1,093匹でした。
イトトンボ型が 1匹救出されましたが、元気がありませんでした。
この他に手足が出始めたオタマジャクシが6匹救出されましたが、これも元気がありません。 種も不明です。
駆除対象として、特定外来生物のウシガエル 1匹を採集しました。
その他は無数のコマツモムシ、コミズムシがいました。

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