里山の自然学校2021
第05回《夜の昆虫観察》

【2021/7/18 更新】

日時 2021年 7月18日(日) 16:00〜21:00 晴
場所 生田緑地 
参加 A班 (里山3年)原田天雅、(里山2年)玉木 遥
      (里山1年)青木いろは、村尾春樹、宮本琴羽
   B班 (里山2年)佐藤弥里、房安弘太郎、加藤帆乃果
      (里山1年)柴田一花、久保田あかり、吉田 絃
   C班 (里山3年)佐藤天音、(里山2年)池上豪一郎
      (里山1年)柴田綾乃、舟越 葵、須貝愛桜、(橋口怜奈 夜のみ参加)
       17 名 (骨折や熱中症のため、3人が欠席)
卒業生サポーター 小野寺花柑、工藤思由 
水田ビオトープ班 伊澤高行、上路ナオ子
講師(事務局) 岩田臣生、岩田芳美
    合計 23  名

非常に暑い日になりましたが、生田緑地市民活動室に集合してから、フィールドに出発しました。
今回は、活動を班単位で行うことにして、里山 2、3年生に班長をお願いしました。
第一の目的は、新たに、里山の自然学校での友だちをつくってもらうためです。
第二の目的は、二度目、三度目の参加の子には、班長になって、一度目とは異なる視点で、自然を観察してもらうためです。

コースは、1ヶ月前と同じですが、自然は変化しています。

谷戸に降りる階段に、クロシタアオイラガ幼虫がいました。
生田緑地では、昆虫班が、6、8、9月に成虫を記録しています。
イラガの仲間の幼虫は、刺されないように注意する必要があります。

ピクニック広場では、ミズヒキの花が咲き始めていました。

繁茂してきた草の葉の上に、ササキリ幼虫がいました。。
成虫との色の違いが大きいので、成虫に出会った時には驚くでしょう。
トウキョウヒメハンミョウにも出会いました。

園路沿いのヤブミョウガが繁茂して、花や実をつけているので、草むらに埋もれて見えます。
キジバトのペアがやってきて、私たちを邪魔に感じながら、樹上で交尾していました。

草の葉上に、ニッポンマイマイがいました。

葉の上に花を咲かせるハナイカダが実をつけていました。

ハンノキ林上のデッキで、集合写真を撮りました。

園路沿いの草上に、クモの脱皮殻を見つけました。
「クモも脱皮するの?」という声が聞こえました。

木道の手摺などには、キマワリがいました。
夏には、最も普通に出会う甲虫です。

マユミの実がなっていました。
その葉陰に、キバラヘリカメムシがいましたが、黄色が薄い個体でした。

エゴノキにも、実がなっていました。

ハンノキ林上の池には、アメンボがいました。

アキノタムラソウの花を観察しました。

木道の手摺に、ヤハズカミキリがいました。

上の田圃のイネの状態を観察しました。
田圃の上空をオニヤンマが飛んでいました。

田圃下草地では、カナムグラの茂みから、 ノカンゾウが花茎を伸ばして、開花していました。

下の田圃のイネも、育っていました。
水底に、アメリカザリガニが見えました。

コブシの実を観察しました。
アケビの実も観察しました。

生田緑地整備事務所裏に戻って、お弁当を食べました。
お互いに離れて、黙食にも慣れてしまいました。
ヤード上を、アオオサムシが走りました。

お弁当を食べ終えたら、ライトトラップの準備です。
子どもたちも、手伝うと言ってくれましたが、・・・。
少しエネルギーを消費してもらいました。

昆虫がライトに集まるまっでには、少し時間がかかりますので、ライトトラップ設置後、ニイニイゼミの羽化を観察しに出かけました。


生田緑地整備事務所裏に戻って、ライトトラップに集まる昆虫を観察しました。
コフキコガネ、アオドウガネ、ノコギリカミキリ、その他、多様な昆虫を観察できました。
これは、整理して、記録し、参加者で情報共有したいと思います。

この日の活動を終了することにして、各自の持物を片付け、帰る支度を始めました。

この日の活動の感想を聞きました。

その後、東口に迎えが来る参加者は、卒業生サポーターの工藤、小野寺に送ってもらいました。
西口に迎えが来る参加者は、岩田芳美が送りました。
その間に、岩田、伊澤、上路が、ライトトラップを片づけました。
それから、ライトを消灯して、ランプが冷えるのを待って、岩田が装置を片づけました。
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