里山の自然学校2023
第08回《稲刈り》

【2023/9/24 更新】

日時 2023年 9月24日(日) 10:00〜15:00 晴
場所 生田緑地 市民活動室、生田緑地
参加(里山の自然学校 2年生)安達湊都
  (里山の自然学校 1年生)岩見南翔、早稲田壮真、後藤兼辰、
      坂本慶悟、杉下睦樹、ハラテックレオナルド翔太、山根浩敬
                         8 名(4人欠席)
応援      北川英樹、鈴木潤三、政野祐一
講師・応援   伊澤高行
講師・事務局  岩田臣生
      合計 13 名

里山の自然学校としては、19回目の稲刈りです。
市民活動室に集合して、活動の説明をしてから、トイレを済ませて、谷戸に降りました。


上の田圃の上の段(2005年に再生した田圃)は、田植えを失敗したため、僅かのイネが実っているだけでしたので、稲刈りは最後に行うことにして、 下の段(2006年に再生した田圃)の稲刈りから始めることにしました。
木道上の通行の支障とならない場所にリュックや靴を置いて、裸足になって、田圃に入りました。
前日の降雨のお蔭で、田圃は湛水していました。
急いで、下の段の堰の土のうを一つ外してもらいましたが、水は直ぐには減りません。
構わず、田圃に入ってもらい、木道側から稲刈りを始めました。




































田圃の水辺には、アズマヒキガエル、マメゲンゴロウ、アメリカザリガニ、ヌカエビの仲間、ホトケドジョウなどがいました。
駆られる前の稲穂や、その周辺では、マユタテアカネやシオカラトンボが繁殖行動をしていました。


周辺に咲いているツリフネソウには、ホウジャクの仲間が吸蜜に来ていました。

その他、オオカマキリ、外来種のムネアカハラビロカマキリ、イナゴ、クビキリギス、ウラギンシジミ、キタキチョウ、クロアゲハ、ナガサキアゲハなどが観察できました。


木道上では、鈴木さんが黙々と稲束づくりに取り組んでくれました。



下の田圃(2004年再生した田圃)の稲刈りにかかりました。
この田圃は、水田ビオトープ班が最初に再生した田圃ですが、今は、木道側半分のみを田圃として使い、残りは、田圃雑草や、田圃状の水辺を棲息環境とする生物のためのエリアとしています。
周囲にはミゾソバが繁茂している深い湿田のため、子どもたちにとっては、田圃に入ることを躊躇っていました。






下の田圃で刈ったイネは、上の田圃辺りの木道上の稲束づくりをしている場所まで運びました。

下の田圃の外周部には、刈り残されたイネが残っていましたが、ミゾソバが繁茂する田圃の稲刈りとしては上等だと思います。


最後に、上の田圃の上の段の稲刈りを行いました。







3枚の田圃の稲刈りを終えたので、木道柵に仮置きした稲束をオダ場に運んで、オダにかけました。





沢の水で手足を洗いました。

お弁当にしました。




お弁当を食べてから、集合写真を撮るのを忘れていたことに気がついて、午前中の応援参加をしてくれた水田ビオトープ班の3人には申し訳ありませんでしたが、集合写真を撮りました。


午後は、稲刈りを終えた田圃に入って、生きもの観察とアメリカザリガニ駆除を行いました。







オダにかけた稲束の上に、雨避けのシートをかけました。
来週末には降雨予報がありました。



なかなか田圃から上がろうとしない子どもたちを急き立てて、市民活動室に戻り、解散しました。
来週は、脱穀です。


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