里山の自然学校2023
第10回《秋の里山》

【2023/11/26 更新】

日時 2023年 11月 26日(日) 10:00〜15:00 曇
場所 生田緑地、市民活動室
参加(里山の自然学校 3年生)久保田あかり
  (里山の自然学校 2年生)安達湊都
  (里山の自然学校 1年生)坂本慶悟、杉下睦樹、ハラテックレオナルド翔太、山根浩敬
                         6 名(6人欠席)
講師・応援   伊澤高行
講師・事務局  岩田臣生
      合計 8 名

朝のうちは冷たい小雨が降っていて、気温は冬の里山でした。
この日の課題は、イネワラで縄を綯って、それを使って、里山の自然学校らしいクリスマス・リースなどをつくろうというものです。
そのために、生田緑地を探検して、秋の景色を楽しみながら、リースの飾りに使えそうな材料を里山から分けてもらうために、谷戸に降りました。

萌芽更新地区に入って、萌芽更新中の樹木を観察しました。




2班に分かれて、それぞれが決めた班の木の状態の変化を観察しました。
A班が選んだ班の木は、イロハモミジでしたが、まだ、青々とした葉を繁らせ、紅葉とは程遠い状態でした。

B班は、自分たちの選んだ班の木を覚えている参加者が一人もいませんでしたが、・・・。

萌芽更新地区を出て、里山の宝物探しを行いました。




ハンノキ林東地区の尾根路は、東地区(A07-12)の伐採更新を始めたことで、ハンノキ林を見下ろす景観を楽しめるようになりました。




ハンノキ林北端部のウメモドキが紅い実をつけていました。

まだ、シロヨメナが咲いていました。
マンリョウが赤い実をつけていました。


里山の宝物探しが続きます。

紅葉は始まったばかりでしたが、イロハモミジとオオモミジの違いを観察しました。

梅ノ木広場の梅の木を、カラスウリが覆って、赤い実が鈴なりになっていました。


上の田圃は、田植え後のように、青々としたひつじ(稲のひこばえ)が伸びていました。
また、水が届いておらず、水涸れを起こしていました。

色鮮やかな黄葉、紅葉は見つかりませんでしたが、一生懸命考えて、拾っていました。





戸隠不動尊跡のイチョウの前で、記念の集合写真を撮りました。

イロハモミジが紅葉しているはずの芝生広場にまわって、ここでも記念の集合写真を撮りました。


芝生広場から生田緑地市民活動室へ向かう尾根路の途中で、株立ちのナラ枯れ大径木が裂けて、片方が倒れて園路の手摺を破壊していました。 残りは辛うじて止まっていましたが、危険です。
通行禁止にしてあるから、放置しているのでしょうか。


市民活動室に戻って、昼食のお弁当を食べました。
今回の参加者には、今年の生田緑地の谷戸の田圃で収穫した玄米を炊いてつくったおにぎりを配りました。
里山倶楽部でも、食べてもらっていますが、今年の米はコシヒカリで、なかなか旨いです。
食べ終わってから、室内にブルーシートを広げて、その上で、イネワラを綯いました。



残念ながら、しっかりした縄のリースにはなりませんでしたが、飾りつけをして、解散時には各自なりの作品を持ち帰れるようにしました。







制作した作品を持って、記念写真を撮りました。


最後に、今日の参加者には、今年の生田緑地の谷戸の田圃で、皆でつくってきた玄米を配って、持ち帰ってもらいました。
少しづつですが、ご家族でも、子どもたちがつくった玄米を味わっていただきたいと思います。


以上で、第10回里山の自然学校<秋の里山>を終わり、解散しました。
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Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation