生田緑地の谷戸の自然保全活動


田圃再生 14
日時 2004年5月17日(月) 13:00〜16:00 晴、強風
場所 生田緑地
参加者 岩田臣生

 週末に来れなかったので様子を見る程度のつもりで田圃に来た。途中、谷間の探勝路では、木道や林床に、所々、白く、花びらが散っている。エゴノキである。
 ホタルの里の原っぱには、ムクドリが10羽程度で 2グループつくり、何やら懸命に地面をつついていた。
 ホタルの里の池のオタマジャクシが全くと言っていいほど見えなくなった。カルガモも姿が見えない。池から少し下流に、数尾のオタマジャクシが見られた。
 田圃には、久し振りに、シマヘビが来ていた。シュレーゲルアオガエルは1匹、泥の中から現れた。周囲で聞こえるカエルの声は、シュレーゲルアオガエルのものと少し違う様に聞こえる。姿を確認していないが、トウキョウダルマガエルではないかと言われた。
 シオヤトンボは、ひと回り小ぶりのメスが加わって、3匹になり、そこに、シオカラトンボが1匹加わった。少し、賑わいを取り戻した感じである。
 ツバメが数羽、飛んで来ていたが、初めの頃とは様子が違う。熱心に泥をとっている風には見えない。
 ミカドガガンボの脱け殻があった。どうやら、羽化が始まった様だ。成虫に出会えそうだ。
 田圃も開放水面が広がって、田圃ですと言っても恥ずかしくない状態になってきた。もう一息である。
 3時間での通行者は4人のみ。男性ばかりであった。


   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation