生田緑地の谷戸の自然保全活動



日時 7月18日(日) 9:30〜11:30 晴
場所 生田緑地下の田圃
参加 岩田臣生

田圃の辺りは日陰がない。トンボまでもが、日陰に移動している様に思われてくる。
コジュケイが頻りに大声を発している。
ニイニイゼミに混じって、時々、ミンミンゼミが鳴いている。
オニヤンマが同じコースを何度も、往復飛行している。時々、オオシオカラトンボに追い立てられたり、同じオニヤンマとぶつかっているのは、縄張り争いであろうか。

沢の水量は回復した。水温は22℃、田圃の水温は30℃。ホトケドジョウ10尾前後、カワニナ数個が取水口付近に観られる。
オタマジャクシの姿が見えなくなった。ふと見ると、黒い尾を少しだけ残したシュレーゲルアオガエルがいる。皆、カエルになって移動したのだろうか。
ホトケドジョウは相変わらず沢山いる。このところ、川崎市内のホトケドジョウの棲息地を探しているが、このことは、湧水地を探している様なもので、しかも流れとして存在している場所ということになると殆ど無いことが分かってきた。開発の遅れた、こうした場所も、もはや開発から逃れられなくなった様だ。暑さの中を、こんな調査をして回っているせいか、ホトケドジョウがこんなにいる、この場所が、とてつもなく素晴らしい場所に思えてくる。
田圃の中には、新しい仲間が増えていた。体長6〜7・のトンボのヤゴが泥の中に、ウジャウジャと隠れていたのだ。

7月18日の田圃。垣根の向こう側がクワイ畑 シュレーゲルアオガエル幼体 ヤブミョウガとマメコガネ


   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation