生田緑地の谷戸の自然保全活動
ハンノキ林の保全活動

日時 2009/1/15(木) 10:00〜15:00 晴
場所 生田緑地ハンノキ林
参加者 佐藤利奈、城本法子、岩田芳美、岩田臣生

谷戸へ降りる階段の手摺りにフユシャクの仲間のメスが2頭いました。



この日は、中央部のササ刈り、低木の伐採、落枝の片づけ、水溜まりづくりなどを行いました。
雨量が少ないため水流の流量は非常に少なくなっています。
落葉が乾いています。
地面の湿っている場所は限られています。田圃周辺や湿地再生地に比べて乾燥化が進んでしまっていることが良く分かります。

活動中、次の写真の幼虫が現れました。枯葉の中にいたようです。 ジョウカイボンの仲間でしょうか。脚が3対。頭が大きくて、大顎が発達しており、私は肉食ですと体が表しています。 腹部には鱗翅目の幼虫のような目玉模様があります。 全体に微細な毛が生えているようで、水をはじいて、水に浮かびます。 冬でも活動していたのでしょうか。

午前中の作業を終了しました。

午後も岩田は活動しました。
水流から離れて湿っていた場所、2年前にはズブズブと潜った場所なのですが、水溜まり穴を幾つか掘ってみました。 20cmぐらいの深さで僅かながら水が滲み出してきました。 隣接していても、乾いている場所では20cm掘っても乾いています。

昨年末から取りかかっていた斜面のササ刈りは、午前中の活動で完了しました。

林床には、マンリョウ、カラタチバナ(百両)、ヤブコウジ(十両)が赤い実を付けていました。


   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation