生田緑地の自然保全活動

哺乳類調査カメラ設置
日時 2009/10/5(月) 10:00〜11:50 曇
場所 生田緑地
参加 岩田臣生

10月期の哺乳類調査のカメラを設置しました。
今年度はできるだけ多くの地点で調査するという方針で進めてきて、調査地点の選び方が変わってきました。
初めのうちは、哺乳類が撮影されていないと困るので哺乳類の通りそうな場所を懸命に探してカメラを設置していました。
今は、撮影されなかったらどうしようと思いながらも、タヌキやハクビシンなどが生田緑地の中のどんな場所で活動しているのかを知る手がかりを得たい、或いは生き物のことに配慮した植生管理を考えたような場所に実際はどんな生き物がどんな使い方をしているのかを調べたいなどの目的を持ち、そのための場所選びをするようになりました。
今回は、所謂、けもの道を確認できた場所1ヶ所、全く不明の場所2ヶ所を選定しました。
哺乳類調査の場所を探す時は、1ヶ月の間に草が繁茂してこない場所、日光がまともに当たらない場所、来園者の目に触れない場所、来園者や活動している人を撮影するような位置は避けることなどを条件として選んでいます。
このため生田緑地の中でも遷移の進んでいる場所、常緑樹林化し下草が生えていない場所などを見て歩くことが多くなっています。 普段、園路を歩いていても、下草の生えていない場所がこんなにあるとは気がつきません。 この範囲を正確に地図に落すことはできませんが、植生管理に活かしていきたいと考えています。 生物多様性保全の観点からは下草の生える雑木林が広がっていることが望ましいと思います。


稲刈り後の片づけ
日時 2009/10/5(月) 日時 11:50〜13:30 曇
場所 田圃
参加 岩田臣生
哺乳類調査のカメラ設置を終えてから、田圃の堰を元のように積み上げました。数日で水が満たされることと思います。
作業をしていると、昨日、里山の自然学校の子どもたちの目の前に現れた子ダヌキがやってきて離れようとしません。 人に馴れてしまっているようです。一時的に保護されていた個体かも知れません。
丁度、目の前にいたアメリカザリガニを捕まえるところを見せて、味を教えました。 しかし、なかなか水の中には脚を入れようとしません。 日中活動していて人の側に出てきてしまうのも心配ですが、目の前に動く小動物がいれば捕らえて食べることはできそうです。
実りの秋です。野生を取り戻して生き抜いてほしいと思います。



アメリカザリガニ駆除
日時 2009/10/5(月) 10:00〜13:30 曇
場所 生田緑地
参加 岩田芳美

水の引いている田圃でアメリカザリガニの駆除を行いました。
この日採集したアメリカザリガニは 470匹でした。


コブナグサが雨に濡れて、風情を増しています。


   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation