生田緑地の自然の保全

【里モニ】水環境調査


日時 2010/5/28(金)11:30〜14:00 晴
場所 生田緑地の上の田圃
参加 岩田臣生、岩田芳美

環境省モニタリングサイト1000里地調査の5月の水環境調査を行いました。
ヨシ原のヨシはすっかり大きく伸びていました。池の水は濁っていました。
下の田圃の裏でも、シュレーゲルアオガエルの卵が地面にむき出しになっていました。 今年は変です。
地点 地点 気温 水温 透視度 PH 流水量
ヨシ原の池 22℃ 22℃ 10cm 6.8  
ヨシ原付近の水流 22℃ 16℃ 70cm 7.2 0.39
下の田圃 24.5 16.0℃ 76cm 6.6 0.59
上の田圃導水路 21.5℃ 15.0℃ 55cm 7.2 0.18
湿地の池 24.5℃ 27.0℃ 100cm 7.3  
ハンノキ林上の池 22.0℃ 18.0℃ 100cm 6.6  
   ※流水量の単位はリットル/秒です。

調査を終えて帰ろうとすると様々な生き物が現れました。
アトジロサビカミキリが2匹並んで木道の手摺りの上にいました。
手摺りにはヤツボシハムシも出てきました。
カラスアゲハが美しい姿を見せてくれました。
ハンノキ林の中のネムノキとハンノキ林上のアカメガシワの幹にたくさんの白い木の粉が着いていました。
なんだろうと見るとキクイムシの仲間が成虫になって出てくる孔もありました。彼らが孔から木の粉が押し出したのでしょうか。 無数の孔からキクイムシの仲間が出てくるところを観察することとなりました。 期せずして、朽木から発生する場面に出会ったのです。
サビキコリの仲間もいました。
ヨツボシケシキスイもいました。

これは木道の手摺りに出てきてくれたのですが、ナガクチキムシの仲間でしょうか。
アワブキの葉の先に、こんな生き物が3匹いましたが、何でしょうか。 風に揺れる葉の先にいたのでというのは言い訳に過ぎませんね。

生田緑地の谷戸の自然保全活動のメインページへ

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation