生田緑地の谷戸の自然保全活動


日時 2011/8/29(月)10:00 気温27℃
谷戸へ降りるとハンノキ林の池のところにオニヤンマが2匹いて、 10〜20cmの距離をおいて向かい合い、そのまま回転しながら高く上がって、やがて一方が一方を追ってハンノキ林に消えました。 少し待っていると、1匹が戻ってきて、辺りを飛び回っていましたが、また1匹現れて、同じ行動をしていました。
オニヤンマの産卵は水流で行われます。 水流での、こうしたぶつかり合いは良く見かけますが、池では初めてでした。 水浴びポイントも縄張りにするのでしょうか。
雨の日は違い、生き物の気配が感じられます。
ハンノキ林内のキブシが2本、木道の上に倒れかかっていました。 金曜日午後から土曜日にかけての雨のせいでしょうか。
持ち上げてみても戻らないため、1本は枝を落し、1本は低い位置で伐採しました。

田圃雑草の保護管理
日時 2011/8/29(月)10:00〜13:00 晴
場所 生田緑地下の田圃
参加者 岩田臣生

下の田圃の田圃雑草の手入れは 7/6、8/2 行ないましたが、約4週間経過して、コナギやチョウジタデの繁茂は著しく、 下の田圃の奥側半分を覆い尽くしていました。
シオカラトンボとオオシオカラトンボが合わせて5〜6匹いました。
チョウジタデが黄色い花を咲かせ、コナギが青紫色の花を咲かせていましたが、木道から気がつくことはありません。
ナガコガネグモ♀が巣を張っていて、そこにやってきた小さな他のクモを捕獲する場面に出会いました。 ナガコガネグモは田圃のクモで、農薬を使わない田圃でも収量が20%も減らないのは、こうした生物のお蔭だと思っています。
チョウジタデの花 コナギの花
田圃雑草の手入れを終えてから、下の田圃の裏側の水流はすっかりカナムグラなどの草に覆われていました。 これをザッと刈り、水面を開放しました。


カナムグラ駆除
日時 2011/8/29(月)10:00〜13:00 晴
場所 生田緑地 上の田圃下の草地、ヨシ原
参加者 岩田芳美、城本法子

上の田圃下に広がったカナムグラ を剥ぎ取って駆除する活動を行いました。
また、アメリカザリガニの駆除も行ないましたが、結果は65匹でした。


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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation