生田緑地の谷戸の自然保全活動


生田緑地マネージメント会議準備会の生田緑地見学会
稲目谷戸の現地案内

日時 2011/12/14(水) 14:45〜16:10 
場所 生田緑地(枡形山〜分岐〜城山下谷戸〜戸隠不動尊跡〜ヨシ原〜下の田圃〜上の田圃〜梅畑〜ハンノキ林〜萌芽更新地区下〜ピクニック広場〜谷戸の降り口)
参加者 岩田臣生

生田緑地マネージメント会議準備会の第2回ということで生田緑地の現地見学会(12:30〜17:10)が開催され、当調査団からは岩田(事務局長)と 岩田(水田ビオトープ班班長)が出席しました。
生田緑地マネージメント会議について、総合企画局は、モリコロパークをモデルに考えていて、準備会には非常に広範囲の団体や協議会が集められています。

第1回は10月20日に開催されたのですが、これだけ多くの団体等が参加しているのですから各団体等の活動内容や生田緑地との関わりについて話を聞くことができると思って出席しました。
ところが、4〜6人ずつのテーブルに分けられ、グループワークをさせられ、結局、 全参加者についての活動内容や生田緑地についての考え方を聞くことはできませんでした。 何のための会議だったのか、疑問だけが残りました。

第2回は現地見学だというので、今更見学する必要もないので欠席するつもりでしたが、稲目谷戸を案内してほしいと頼まれて仕方なく参加しました。
行政は何かにつけ「公平」ということを言い出しますが、その公平であるべき会議において、案内される立場の人と案内する立場の人がいるということをどのように考えているのでしょうか。
この構図は、今後の会議においても続くのでしょうか。

ともあれ、この範囲で話題になりそうな事柄について案内し、紹介しました。 実際に現地を歩いた人は30人程でしたが、それでも狭い園路で話しながら案内するには多すぎる人数でした。 しかし、全員が参加できないとすれば、別の方法があったのではないかと思われます。

生田緑地ビジョン策定検討委員会においては、生田緑地マネージメント会議について2年間の話し合いを行って決めていくということでした。 しかし、既に、1年の 4分の3 が過ぎようとしていますが、まだ本題についての議論が始まっていません。
次回、やっと本題に入れるのかと思っていたら、モリコロパークについてのレクチャーを行うとの説明がありました。 余りに一方的な行政主導で準備会が進められています。

生田緑地のことは生田緑地で日常的に活動している団体が一番良く分かっています。 生田緑地をより良くするためのシステムを構築しようとするのであれば、まずは生田緑地で日常的に活動してている団体との話し合いをじっくり実施してもらいたいと思います。
いきなり、今まで生田緑地とは関わりを持っていなかった団体と一緒に話し合いを始めようとするのは余りに乱暴なことだと思います。
生田緑地で日常的に活動している団体にとっては、根底に関わる重要な案件だと思われます。


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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation