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 里モニ) 水環境調査&アメリカザリガニ駆除
 日時 2011/12/19(月) 10:00〜14:00 晴
 場所 生田緑地稲目谷戸
 参加者 岩田臣生、岩田芳美
 
 水環境調査を行ないながら、今年最後のアメリカザリガニ駆除を行うことにしました。
 水辺には霜柱が立っていて冷え込んだことが分かります。
アメリカザリガニも大きいものは穴に潜って活動していなかったようです。
小さいものが670匹ほど採集されましたが、小さいものを採りきるのは困難です。
この戦いには終りがありません。
 
 10:15〜10:25 ヨシ原
 ヨシ原の池は満水状態でしたが、水温5℃だというのに小さなアメリカザリガニが見られました。
 手網で掬ったところ、小さいながら112匹を簡単に捕らえることができました。
他には、ミズムシやカワゲラの仲間の幼虫が見られました。
 
       
 10:25〜10:40 ヨシ原階段下の水流
 落葉で流れが止められ、水路から水が溢れていました。
落葉を退けて、水量を計測したところ流量は多く、2.12L/secでした。
 水を止めていた落葉などを取り除き、溜まっていた土砂を堀り上げました。
 
   
 10:45〜11:25 下の田圃裏の水流
 この日も土砂が田圃へのパイプを埋めてしまい、田圃に水が入っていませんでした。
 そのまま調査を行った後に、土砂を堀りあげ、パイプの掃除をして、水が流れるようにしました。
 田圃に水が流れ込んだところで手網を使って掬ってみると、カワニナ、ヤマトクロスジヘビトンボ幼虫、ミズムシ、カワゲラ類幼虫、オニヤンマのヤゴ、
アメリカザリガニ(1〜4cm)10匹が採集されました。
今回は1ヶ所のみを掬ってみただけなので、冬の間に一度じっくり採集する必要がありそうです。
 
       
 11:30〜12:10 上の田圃の導水路
 この流れは非常に流量が少なく、0.24L/secでした。
水路に落葉が溜まって流れが悪くなり、流入量が抑えられていたようです。
 水路の落葉を取り除き、堰に少し手を入れました。
ホトケドジョウが落葉の下に隠れていました。水温は10℃でした。
 
 11:00〜13:00 上の田圃のアメリカザリガニ採集
 田圃の水位は低くなっていましたが、手網で掬うとガガンボ幼虫、クロセンブリ幼虫、マメゲンゴロウなどと共に、アメリカザリガニが上の段で410匹、下の段で150匹
採集できました。
 畦の上には既にタネツケバナが葉を広げ、中には白い花を咲かせているものもありました。
 田圃周囲の草地には早々とハコベ類が咲き始めています。
 
             アメリカザリガニの駆除を終えたところで、持ってきた籾殻1袋を田圃に入れました。
 
   
 12:15〜12:30 湿地3段目の池
 水温は4.2℃と低く、アメリカザリガニは穴に潜ってしまったのか姿が見えません。
 調査後、溜まっていた土砂を堀り上げました。
 驚いたことに、まだジョロウグモが巣を張っていました。
巣には落葉がかかっていました。
 
   
 12:35〜12:50 ハンノキ林上の池
 ハンノキ林上の池でも調査後に手網を使ってみましたが、採集されるのはヌカエビとカワニナだけでした。
アメリカザリガニは隠れているのか出てきませんでした。
 
   
 
 
2011年12月19日 調査結果
| 調査地点 | 気温℃ | 水温℃ | 透視度cm | PH | 流量 L/sec. |  | K(ヨシ原の池) | 5.5 | 5.0 | 100 | 7.0 BTB | − |  | B(中央水路末端) | 5.4 | 6.2 | 100 | 7.0 BTB | 2.12 |  | A(下の田圃裏) | 7.6 | 9.5 | 100 | 7.0 BTB | 0.62 |  | H(上の田圃への導水路) | 7.9 | 10.0 | 100 | 7.3 BTB | 0.24 |  | G(湿地再生地) | 8.8 | 4.2 | 70 | 6.8 BTB | − |  | C(ハンノキ林上の池) | 8.0 | 7.0 | 100 | 7.1 BTB | − |  
 13:00〜13:30 梅畑のテーブルベンチでお弁当
 
 13:30〜14:00 城山下谷戸の水辺管理 (岩田臣生)
 先日つくった池の様子を見に行きましたが、やはり水が流入していませんでした。
 引き込み部分の堰を作り直し、水が流れ込みだしたのを確認して引き上げました。
 
 13:30〜14:30 ピクニック広場のササ刈りの続き (岩田芳美)
 ピクニック広場の草地の草刈りのやり残していた部分を行いました。
草地にアズマネザサが入っていたところです。
 
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