生田緑地の谷戸の自然保全活動




間伐、ヤマグワ、アズマネザサ、枯れ草などの刈り取り
日時 2012/1/27(金) 10:30〜13:30 晴
場所 生田緑地稲目谷戸
参加者 岩田臣生,岩田芳美

1998年頃、ハンノキ林上の四阿などを取り壊して、この地区の再整備を行った時に、ハンノキの苗木が植えられました。 池の周囲には、種子から育てたハンノキを植えました。
その後、ヤマグワやキブシなどの実生木が苗木の間に生えてきて育っています。
それらの樹木が大きくなってきているので、ハンノキ以外の樹木は少しずつ間伐する必要があると判断しました。 急な環境変化をもたらすことは避けたいと思いましたので、この日はヤマグワとキブシの2本を伐採しました。

ハンノキ林内のアズマネザサ刈りも行いました。 毎年刈っていて、湿地に戻したいと思っているところです。
「アズマネザサを刈るな!誰の許可を得てササ刈りをしているのか!」と文句をつける大きな望遠レンズを持った人が現れました。
アズマネザサを放置したら生田緑地がどうなるのか考えたことがあるのでしょうか。
私たちは野鳥のためのササヤブも残しています。 どこもかしこもササヤブだらけという管理?は、生田緑地の生物多様性の視点からも適切ではありません。 下草刈りを進め易い冬ですが、こんな人が増えているので活動が楽しくできない日が増えています。


湿地の消えかかった雪の下には枯れたマント植物やヤマグワ、アズマネザサ、そして地面には青々としたセリやムラサキケマンの新芽が出ています。
春の草が育ちやすいように上を覆っている残骸のごとき枯れ草を剥ぎ取ることにしました。

この湿地では今まで気がつかなかったアソシノブゴケが数ヶ所で枯れ草を剥ぎ取った下に見られました。

シロヨメナの群落地のササ刈りも行いました。 まだ、シロヨメナの枯れた茎が残っていました。

水辺のヤマグワやアズマネザサを刈り取りました。
水流を覆っていたこれらのものが無くなると、水面に光りが戯れだしました。


ピクニック広場東側階段の手摺りには、この日もフユシャク♀が出ていました。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation