生田緑地の谷戸の自然保全活動



上の田圃の田起こし
日時 2012/4/10(火) 10:00〜15:00 晴 
場所 生田緑地 上の田圃
参加者 岩田臣生、岩田芳美

上の田圃の田起こしをしました。
上の田圃の上の段は、完全に田圃になっています。 土はトロトロの田圃の土になっていて、アズマヒキガエルのオタマジャクシが無数にいました。

上の段は下の田圃に近い湿田状態になっていましたので、作業も直ぐに終わりました。
畦にあがろうとして、畦の上に白いものがあるのに気がつきました。 野鳥の卵のようです。長径が5cmほどあります。 巣らしきものがあるわけではなく、畦の上に置いたという感じでありました。何の卵だろうか。
丁度、野鳥班の生田緑地調査の日でしたので、聞いてみましたが、なかなか確たる話が聞けませんでした。 勿論、卵はもとの場所に戻しました。
その夜、遅くに、野鳥班の森さんからメールを戴き、ネット情報を知らせてきました。 大きさだけから推測していたように、カルガモの卵のようです。
インターネットで検索すると田圃の畦に産卵している事例がいくつも見つかりましたが、多くは田植えの済んだ6月のものでした。
生田緑地の上の田圃では余りにも木道から近く、桜の花の季節は来園者も多いため、一つ産んだところで放棄してしまったのかも知れません。

畦のタネツケバナも元気に花を咲かせています。


下の段の田起こしを行いました。
倉庫に残っていた稲藁(いなわら)を撒いてから、田起こしを始めました。

この田圃はまだまだ田圃の土にはなっていません。 鍬を入れると、小石にぶつかったり、青色の粘土の塊が塊のまま見えてきます。 とても冬季湛水の田圃の土とは見えません。

少し残してしまいましたが、この日の田起こしを終えることにしました。
ヤマザクラも咲きだして、草地が緑色に変わって、春たけなわとなってきました。 時々、シュレーゲルアオガエルの鳴き声も聞かれました。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation