生田緑地の谷戸の自然保全活動




モニ1000) 水環境調査、生物調査
日時 2012/6/26(火) 10:00〜13:00 晴
場所 生田緑地稲目谷戸
参加者 岩田臣生、岩田芳美、山本脩介

モニ1000里地調査 6月の水環境調査を行いました。

【K】10:10〜10:19 ヨシ原の池
水は少し濁っていましたが、足の生え始めたシュレーゲルアオガエルのオタマジャクシが多数見えました。
水温を調べ、採水した後、生物調査を行いました。
アメリカザリガニ 4、ホトケドジョウ 3、シュレーゲルアオガエル幼生 多数、シオカラトンボ型ヤゴ 1、イトトンボ型ヤゴ 4、コマツモムシ 多数


【B】10:20〜10:40 ヨシ原階段下の水流
水流は、水路から漏れ出て、計測用の樋を迂回していました。 これを土嚢で止め、水路にたまっていた泥を取り除きました。

【A】10:50〜11:00 下の田圃裏の水流
下の田圃の裏はゲンジボタルの出現ポイントになってしまったため最小限の作業のみとしました。
田圃にはカルガモが2羽来ていました。
オオシオカラトンボ♂1♀1がいました。
並行して田圃の木道寄りの水域の生物調査を行いました。
アメリカザリガニ 4、ホトケドジョウ 多数、シュレーゲルアオガエル幼生 多数、シオカラトンボ型ヤゴ 8、ヤマサナエ?ヤゴ 1、カワニナ 7

【H】11:20〜11:37 上の田圃の導水路
水路脇に穴が開いていて、水はそこに流れてしまい、田圃には水が入っていませんでした。
この穴も土嚢で塞いで、水を流してから調査を行いました。
並行して上の田圃の生物調査を行いました。
下の段
アメリカザリガニ 21、ホトケドジョウ 1、シュレーゲルアオガエル幼生 多数、オナシカワゲラ?、オオヤマトンボのヤゴ 1、マメゲンゴロウ 2、コマツモムシ 多数、ミズムシ

上の段
アメリカザリガニ 10、ホトケドジョウ 多数、シュレーゲルアオガエル幼生 多数、コマツモムシ 多数、マメゲンゴロウ 多数、モノアラガイ


【G】11:40〜11:50 湿地3段目の池
水域にはシュレーゲルアオガエル幼生が多数見られました。
クリの木には大きなアオダイショウがいました。
アオダイショウ

【C】12:10〜12:10 ハンノキ林上の池
ハンノキ林上の池の生物調査も行いました。
アメリカザリガニ 4、ホトケドジョウ、モツゴ、ヌカエビ、オオアオイトトンボのヤゴ、シュレーゲルアオガエル幼生、アメンボ、シマアメンボ
オオアオイトトンボ? オオシオカラトンボ

2012年6月26日 調査結果
調査地点 気温℃ 水温℃ 透視度cm PH 流量 L/sec.
K(ヨシ原の池) 21.0 18.0 25 6.8 BTB
B(中央水路末端) 21.0 17.0 52 7.0 BTB 0.92
A(下の田圃裏) 24.0 16.5 42 6.6 BTB 0.77
H(上の田圃への導水路) 22.0 17.0 50 7.2 BTB 0.69
G(湿地再生地) 22.5 19.5 30 6.8 BTB
C(ハンノキ林上の池) 23.5 17.2 100 6.6 BTB


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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation