生田緑地の谷戸の自然保全活動


カナムグラ駆除
日時 2012/9/11(火) 10:00〜12:00 晴
場所 生田緑地 上の田圃付近
参加者 岩田芳美、金子文隆、城本法子

先週に引き続きホタルの里のカナムグラ駆除を行いました。
上の田圃は水が止まり、大きくひび割れていました。田圃への引き込み口が、今回も土砂で埋まっていました。
流れの土砂を素手で取り除く応急処置を行いましたが、次回は本格的な補修が必要と思います。

上の田圃の下の草地は、今年は、ツリフネソウが大群落をつくっていましたが、ほんの2〜3週間の間にカナムグラが大きく勢力を広げて、ツリフネソウやミゾソバを覆い枯らしています。 木道の近くでは特にみじめな状態となっていました。
カナムグラ駆除は熱中症も心配なため2時間でやめました。来週の作業予定日には少し涼しくなると良いのですが。



水辺保全
日時 2012/9/11(火) 10:00〜12:000 晴
場所 生田緑地 城山下谷戸
参加者 岩田臣生、山本脩介

まだ暑い日が続いていますが、秋期の水辺保全の活動を始めることにしました。
手始めは城山下谷戸生物保護区の湿地にしました。
先日の雨の効果も続かず、水面が消えつつあります。
対策として行う保全策は、流量が少なくなった時でも水たまりができているようにすることです。
そんな水たまりがあれば、流れが消えても、そこに避難して、生き残ることができるだろうと考えています。
この湿地は、かつては、全体が大きな、浅い水たまり状態だったのですが、泥がたまって、イネ科植物が侵入して、陸地化が始まっているように見えます。
全体が浅いため池状態であることを目標イメージとして、水の流れだし口を止めることを考えました。
流れだし口付近の泥を掘ってみると、20cmほどの深さのところに、非常に少ないながら、水がしみ出してきました。
そこで、その深さまで泥を掘って、そこに土嚢を並べることにしました。
水量があまりに少ないので、この日の作業はそこまでにしました。 水がたまるかどうか、2〜3日経って、状態を確認してから、次の作業を考えたいと思います。

休憩時に、水域に、どのような生物がいるか、少し観察してみました。
水面の落葉をどけると、浅い水域の底にミズムシがいました。 水域とは云っても、このような調査は、土壌動物同様、ファーブルが必要だと実感しました。 次回は、調査の用意もしておきたいと思います。

生田緑地の谷戸の自然保全活動のメインページへ

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation