生田緑地の谷戸の自然保全活動



湿地の水辺保全(続き)、カナムグラ駆除
日時 2013/7/30(火) 12:00〜13:30 晴
場所 生田緑地湿地
参加者 岩田臣生、岩田芳美

午前中(9:30〜11:30)に第4回自然会議(会長 倉本 宣)が開催され、岡本美術館〜ゴルフ場の園路整備計画についての話し合いが行われましたが、 8月には着工しようとしている工事であり、より良い生田緑地にするための原点に立ち返った会議とすることはできませんでした。

その後(11:40〜12:00)、伐採について未協議の枯木があったということで、現地確認しました。
これは上から下までキノコの発生が見られ、園路側に傾いて生えていることから、伐採に合意せざるを得ませんでした。



湿地の田圃雑草の管理として園芸栽培にならない範囲での保護と駆除を行っています。
環境を湿潤にすることで復活してきた植物が消える事態にならないように、できる範囲で少しだけ手を貸してあげたいと思っています。
この場所の最大の問題は水を涸らさないことなのですが、残念ながら、年に数回は水路途中の穴からの漏水による水涸れが起こってからの補修を繰り返している状況です。
植物の強弱は歴然としていて、強い植物が一度蔓延ってしまうと弱い植物は生育できません。
そんな弱い植物でも生育できていたのは、水田耕作があったからだろうと推察しています。 湿地2段目はまだ田圃の土に戻っていないので、水田耕作のような方法を適用することは困難です。 他の植物を意識的に駆除する方法を中心に保護管理をしています。
今回は、保護すべき植物の周囲について、チゴザサを根こそぎ取ってしまう方法を試みることにしました。
暑さの中での作業は捗りませんが、今年も何とか、開花につなげられそうだと安心しました。



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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation