生田緑地の谷戸の自然保全活動
<モニ1000>水環境調査



モニ1000) 水環境調査
日時 2013/11/24(日) 9:50〜13:00 晴
場所 生田緑地稲目谷戸
参加者 岩田臣生

25日に雨が降るという天気予報であったため、24日に水環境調査を行いました。
紅葉と小春日和に誘われたのか、生田緑地の来園者は多く、この谷戸にもひっきりなしに親子ずれが来ていました。

K ヨシ原の池 
泥が溜まって、水を汲もうとすると軽い泥?状のものが入ってきて透視度は殆んど0cmでした。 水路からの水路も含めて、池の泥上げが必要になっています。 それでも、小さなアメリカザリガニが沢山いるようでした。


B 谷戸末端の階段下の水流
シマアメンボがいました。



A 下の田圃裏の水流
ヨシ原に行く前に、田圃へのパイプを止めて、水流を計測樋の方に導きましたが、その時に、数十羽のスズメがヨシの茂みの中から出てきました。 シジュウカラも出たり、入ったりしていました。
調査に入る時には、三脚に大きなカメラをつけて、3人のバードウオッチャーが木道の上に集まっていましたが、 水環境調査に入ることを伝えると立ち去りました。
水辺には、ゲンノショウコの実が弾け、ウシハコベが咲いていました。




H 上の田圃への導水路
先日、水路を造り直したので、調査は容易でした。 また、堰の上側が深くなったことによるものか、透視度は上がりました。


G 湿地3段目の池



C ハンノキ林上の池
水面に油膜が張っていました。



2013年11月24日 調査結果
調査地点 開始時刻終了時刻 気温℃水温℃ 透視度cmPH 流量 L/sec.
K(ヨシ原の池) 10:1010:20 10.26.0 06.7 BTB
B(中央水路末端) 10:2110:30 11.29.5 1007.0 BTB 0.220
A(下の田圃裏) 10:3710:48 14.012.0 1007.0 BTB 0.333
H(上の田圃への導水路) 10:5011:03 16.012.0 1007.2 BTB 0.226
G(湿地再生地の池) 11:1011:25 12.515.0 1006.9 BTB
C(ハンノキ林上の池) 11:3011:39 10.510.0 606.8 BTB





2013年1月〜11月の流量の推移(L/sec)
調査地点 1月2月 3月4月 5月6月 7月8月 9月10月 11月
B(中央水路末端) 0.691.04 1.040.909 0.2721.037 0.0690.174 0.1981.111 0.220
A(下の田圃裏) 0.300.46 0.600.758 0.167 0.109 0.4551.064 0.333
H(上の田圃への導水路) 0.281.05 0.620.385 0.1250.528 0.1040.213 0.2851.020 0.226

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
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