生田緑地の谷戸の自然保全活動



上の田圃下の草地のカナムグラ刈り
日時 2014/9/12(金) 10:00〜13:00 晴
場所 生田緑地 上の田圃下の草地
参加者 岩田臣生、鈴木潤三

7月15日にカナムグラを刈り取ってから2ヶ月経って、カナムグラの勢いは衰えることを知らず、上の田圃下の草地一面を覆ってしまいました。
ツリフネソウの咲く季節になってしまいましたが、駄目元でカナムグラを刈ることにしました。
前回(7/15)と全く同じことを、同じ二人で行いました。
前回と異なるのは、木道側の明るいところではカナムグラが広がって、雄花が咲いていること、斜面の雑木林に近い、やや暗いところにはツリフネソウが咲いていることでした。

上の田圃下の草地のカナムグラは、7月に刈り取るだけでは駄目で、8月にも暑さに負けてないで刈り取らないと優占してしまいます。
こうした選択的な草刈だけでは、来園者に楽しんでもらえる状態にすることは困難です。
例えば、昔の棚田状の地形を再現して管理することも一つの案だと思います。
しかし、ホタルの里整備事業の過程で、昔の田圃の状態を壊してしまっているので、現実的には、私たちの力では難しいことだろうと思います。
ただ、これだけの範囲を一様な環境にしているのは拙いことだと思います。
今秋は、田圃周囲の泥上げと畦の補強を行い、その排水を受ける水溜りを水漏れしない状態にすることまでは確実に行いたいと思っています。 その上で、冬の間に試験的な対策を検討したいと思います。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation