生田緑地の生物多様性保全活動

科学館裏谷戸の生物多様性保全
日時 2017/3/9(木) 10:00〜13:00 晴
場所 生田緑地青少年科学館裏谷戸
参加者 岩田臣生、鈴木潤三、田村成美

先月から、県の木見本園の東南側の園路に、側溝から水が溢れていました。
この科学館裏谷戸に棲息する生物の棲息環境を保全している立場としては、この問題は解消しておかなければなりません。
保全対象の生物のために、側溝の一部には水が溜まるようにしていますが、1年も経つと、土砂が溜まってしまい、溢れた水が園路に広がってしまいます。
そのため、泥上げが必要になるのですが、そこに当該生物が潜んでいる可能性がありますので、可能性の高い(落葉層〜水分を多く含んだ土砂の部分)は、 作業後にも、作業前と同様の環境に置くようにする必要があると考えています。
今回は、もう一つ、課題がありました。
この辺りの舗装された園路の上には、数年前までは、トキホコリが生育していたのですが、舗装された園路の上に少しずつ土砂が溜まり、チヂミザサなどが侵出し、スミレや、 ニワトコの実生なども生え始め、昨年は、トキホコリが非常に少なくなっていました。
そこで、舗装面上の土砂を全て剥ぎ取ってみることにしたのです。
この日は、この二つの目的を同時に行う活動にしました。


野鳥の森、科学館裏谷戸のアオキ実生の抜き取り
日時 2017/3/9(木) 10:00〜13:00 晴
場所 生田緑地 野鳥の森、青少年科学館裏谷戸
参加者 岩田芳美、細川洋子

野鳥の森の園路沿いや、県の木見本園に生えてきたアオキの実生を抜き取る活動を行いました。
野鳥の森では、夏季に園路沿いのアオキ、シュロ、ヤツデの抜き取りを実施しましたが、時間の関係で途中で終わりました。
そこで、この日は残りのアオキ、ヤツデを抜き取りました。
猛禽類に襲われたのでしょうか? 2ヶ所に、野鳥の羽根が散乱していました。

   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation