生田緑地の生物多様性保全活動

上の田圃の田起し

日時 2017/4/13(木) 10:00〜13:00 晴
場所 生田緑地 上の田圃
参加者 岩田臣生、岩田芳美、鈴木潤三、田村成美

上の田圃の田起しを行いました。
田圃の中のアズマヒキガエルの幼生には気の毒です。
常に湛水している田圃ですが、一回は田起しを行います。
2006年に再生した田圃は、まだ、土が田圃の土になっていないので、掘り返すことが必要だと考えています。

冬に投入した落葉は、広げていなかったので、朽ちていない葉がかなりありました。

下の段を終えたら、上の段の田起こしも行いました。 こちらは、水を落とさないと、長靴の中に水が入ってしまいます。
上の段は、土が固まっていないので、落葉を漉き込む程度で十分です。


木道近くのイボタノキが倒れていました。
丁度、スコップを持っていたので、一端、掘り出して、植え直しました。


帰り道、ジロボウエンゴサクが咲いていました。
今年は、だいぶ広がったようです。
知人が管理している多摩の緑爺の「多摩丘陵の植物と里山の研究室」というホームページには、ジロボウエンゴサクは、「多摩丘陵では、2010年以降は確認できておらず、地域絶滅が危惧されます。」とありました。
多摩丘陵東端部の生田緑地に自生していることは、貴重なことなのかも知れません。

   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for nature Research and Conservation