生田緑地の生物多様性保全活動、

萌芽更新地区のモニタリング(植生調査)

日時 2017/4/19(水) 10:00〜13:00 晴
場所 生田緑地 萌芽更新地区
参加者 岩田臣生、岩田芳美、藤間X子

萌芽更新地区は、1998年末に、伝統的な里山管理をしている雑木林を見せる樹林を整備する目的でコナラ林を伐採し、同時に補植も行った地区です。
伐採後、その伝統的な里山管理はなされていませんでしたが、藤間先生と当調査団植物班は、10年もの間、モニタリングを継続していました。
2008年の市民部会では、その萌芽更新地区の植生管理について話し合い、改めて、伝統的な里山管理がなされている樹林を目指すことを合議し、市民活動として大径木の伐採も行ってきました。 今冬は本格的な伝統的里山管理を行う段階になったとして、ある程度の範囲のクヌギ、コナラの伐採を行いました。
今度は、市民部会と水田ビオトープ班の活動によって伝統的里山管理を行います。
その管理下での植生変化を調査することができるということで、藤間先生が調査をすることになりましたので、調査方形区の目印となる杭の設置、確認を行いました。

2月に伐採したイヌザクラは、萌芽が始まっています。クヌギも萌芽を見せ始めた伐り株もありました。

調査方形区の確認を終えて、早速、調査を始めたようです。
今後は、毎月、調査すると、張り切っていますので、モニタリングはお任せして、伝統的里山管理を進めたいと思います。



湿地の水の管理
哺乳類調査用定点カメラ設置場所の準備
田圃の水の管理など


日時 2017/4/19(水) 10:20〜13:00 晴
場所 生田緑地 湿地 B05、上の田圃地区 B06、下の田圃地区 B07、ヨシ原地区 B08
参加者 岩田臣生

湿地
月曜日の夜に、かなりの降雨があったので、水は流れているものの、1段目から 2段目に落ちる途中に、水漏れ穴が開いていましたので、塞ぎました。

上の田圃の導水路付近
水辺に現れる哺乳類を撮影するための定点カメラ設置場所をつくりました。5〜6月期の調査に使いたいと考えています。


上の田圃
月曜日に田村さんが、上の田圃の上の段の水漏れ穴を塞いでくれたので、水位は上がっていましたが、木道に近い方は土が水面から出ていました。
通りかかった夫婦が、田圃に広がっているオタマジャクシについて尋ねてきたので、アズマヒキガエルの話をしました。
月曜日の降雨時は洪水状態だったようで、田圃下の池や、そこからメガネ池に至る小さな水路にまで、オタマジャクシが泳いでいました。


下の田圃
下の田圃への導水は細いパイプを使っていましたが、度々、詰まって、水が入らなくなり、パイプ掃除が必要でした。
パイプを太くすればよいことかも知れませんが、今回は、細い水路を掘りました。
流量調査の時は、土嚢を置けばよいと考えました。

シオヤトンボ♂(未熟)と思われるトンボが枯れたヨシに止まっていました。


ヨシ原
カサスゲが開花していました。これは、例年と変わりません。


ウワミズザクラが咲いていました。

   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for nature Research and Conservation