生田緑地の生物多様性保全活動、

谷戸の水辺保全、蓄光目印貼り、カナムグラ刈り、萌芽確認など(水田ビオトープ班)
日時 2018/6/5(火) 10:00〜13:00 晴
場所 生田緑地の谷戸 
参加者 岩田臣生、岩田芳美

活動の前に多摩区道路公園センターに行き、借りていた稲田公園児童プールの鍵を返却しました。 できるだけ早く返却しておくべきと思いました。
生田緑地に着いてトイレに行くと、今朝はミカドガガンボや、ホリカワクシヒゲガガンボ♀がいました。
ミカドガガンボは、日本最大のガガンボです。ガガンボの季節になったようです。

湿地の水の状態は問題ありませんでした。
保護している植物のうち、密集して成長の悪い株を少し別の場所に移植しました。

オオシオカラトンボ♀がいました。

湿地の草地には、アゲハモドキ、大きな金色のオオシロカネグモなどが見られました。

次は上の田圃です。
昨夜、ホタル調査に来た時に、水が非常に少なくなっていたので調べるためです。
下の段の排水堰下にはシュレーゲルアオガエル幼生がいました。
田圃から水が漏れていることは明らかでした。
畦の内側を素手で探り、水漏れ穴 3 ヶ所を見つけ出し、イネワラと泥を詰めて塞ぎました。粘土が無いので、また直ぐに漏れ出すでしょう。

クマシデに果穂がぶら下がっていました。

下の田圃に移動しました。
排水堰の土嚢が一つ流れ落ちていましたので、アズマネザサを取ってきて、上から突き刺して、流れ落ちないようにしました。
また、木道近くのヨシを少し刈りました。
昨夜は、この丈の低い草地の所まで、ホタルが出てきてくれました。

ヨシ原に移動し、池端のヨシを刈り、開放水面を確保しました。

それから、柿の木の下のベンチで休憩して体が落ち着いた、から萌芽更新地区に移動し、萌芽の状態を確認しました。
冬期に伐倒した樹木は萌芽を始めていましたが、昆虫に吸汁されているようです。
2年目に入った萌芽枝は大きく成長していました。
今年1月に伐倒したコナラも萌芽し始めていました。
昨年7月の里山倶楽部Aの活動で植えたクヌギの稚樹は活着して育っていました。
アズマネザサなどの繁茂が著しいため、萌芽株などの周りのアズマネザサは刈りました。
夏期に一度、アズマネザサ刈りをしなければならないと思いました。

今日は行く先々で、交尾中のカノコガに出会いました。

   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for nature Research and Conservation