生田緑地の生物多様性保全活動、

モニ1000生田緑地中大型哺乳類調査定点カメラ回収、上の田圃地区(B06)のカナムグラ刈り
日時 2018/7/26(木) 10:10〜13:00 曇
場所 生田緑地 
参加者 岩田臣生、岩田芳美、田村成美

モニ1000中大型哺乳類調査の定点カメラ C、T、L を回収し、谷戸の上の田圃地区のカナムグラ刈りを行いました。
昨日、降雨があることを期待していましたが降らなかったようで、どこも乾ききっていました。
谷戸の水流は流量が極めて少なくなっていて、上の田圃の下の段は涸れていました。
ホトケドジョウは、水路の僅かの水をつたって懸命に遡上していましたが、水中に身を置くのも困難な流量です。
この程度の田圃の水涸れは、稲については問題になりませんが、水生生物にとっては、生活の場を失う危機になります。
週末の台風による降雨が頼みの綱です。

水が涸れた田圃の底にアライグマの足跡が残っていました。

木道を挟んだ反対側のヤブミョウガが咲く草地のカナムグラも刈りました。

定点カメラを回収してから上の田圃地区に来たら、木道の上にカブトムシが落ちていました。

上の田圃下草地のカナムグラ刈りは、折れ易いツリフネソウや、絡みついてくるミゾソバを傷めないように注意して行っていますが、 今夏はノカンゾウの花の数が増えていたので、緑の中のオレンジ色の花にも注意して行いました。
カナムグラ刈りの適切な時期や方法については、未だ、見極められていませんが、5〜7月期の草地管理が上手く行えれば、初秋のツリフネソウ、オオミゾソバの前の夏期に、 ノカンゾウの咲く景観を楽しめるようにできると思います。

ノカンゾウの花には沢山のキスゲフクレアブラムシが集り、吸汁している光景も見られます。
今後の増え方次第ではありますが、生物多様性を保全したいと思いながらも、里山らしい気持ちの良い景観をつくろうとすると、ある程度の依怙贔屓は避けられないかも知れません。

草地にはナミテントウも見られましたので、谷戸の自然の中で適度なバランスがとれれば良いと思いますが、・・・。

田圃から上陸したシュレーゲルアオガエルの幼体がツリフネソウの茂みに見られました。

活動を終えて、梅畑付近でベンチで休憩しました。
オニヤンマや、ヤマトタマムシ、ゴマダラチョウなどの飛翔を観察できました。
水面が消えたためか、縄張り争いをするオオシオカラトンボは見られませんでしたが、木道の手摺で休むシオカラトンボ(メス)がいました。
昔は普通だった土の道を再現している梅畑広場では、体長 1cm にも満たないトウキョウヒメハンミョウが繁殖期を迎えているようでした。
都市化が畑などを戸建住宅地化した頃は、家々の庭に普通に見られた昆虫でしたが、地表が舗装されているのが当り前になった現在では、公園緑地でしか見られなくなっているかも知れません。
10日間ほど猛暑が続いたせいか、平年並みの暑さなのだと思いますが、この日は活動し易い天気でした。

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