生田緑地の生物多様性保全活動、

谷戸の水の管理とモニ1000生田緑地中大型哺乳類調査定点カメラ設置
日時 2018/8/1(水) 9:30〜12:40 晴
場所 生田緑地 
参加者 岩田臣生

先週末の降雨後の谷戸の水の状態を見ていなかったので、湿地の状態観察から始めました。
7/24(火)に行った水辺の保全活動は正解だったようで、流れ易くなった水路を水が流れ、湿地 3 段目にも水が行き渡っていました。


次に、上の田圃地区に移動し、モニ1000生田緑地中大型哺乳類調査定点カメラの 1 台目を上の田圃の取水口付近( F3 )に設置しました。
今までの調査で、哺乳類が良く利用する水辺であり、アライグマ駆除のための箱ワナを置いてもらったので、動画ではありませんが、箱ワナがある時の調査もしておきたいと思いました。

その後、田圃の状態を観察しました。
上の段は、7/26(木)に土嚢堰の水漏れを補修してあったので、湛水していました。
下の段は、土嚢堰の下から水漏れをしていましたので、補修しました。

上の田圃下草地の状態を調べたり、カナムグラを刈ったりしながら、城山下谷戸との合流部に移動し、2 台目の定点カメラを設置しました。
先日の保全活動の時に調べて、周辺の様子やけもの道を見て、定点カメラを設置して、哺乳類の活動を見たいと思っていたのです。
オニヤンマが飛んできて、水辺のアズマネザサに止まりました。
イロハモミジの樹冠が繁ってきましたが、晴れた日は木漏れ日が入るので、長期間の調査は無理かも知れませんが試してみることにしました。

次に、 3 台目の定点カメラを城山下谷戸の中心部に設置できないかと思い、調べることにしました。
その前に、下の田圃の状態を調べましたが、台風の強風でヨシが一部倒れていたものの湛水していました。

谷戸末端の水環境調査のポイントの水位はいくらか高くなっていて、樋から水が流れ出ていました。
谷戸の水の管理はここまでにして、城山下谷戸の湿地に向かいました。
城山下谷戸の中心部の湿地周囲を調べましたが、今までカメラを設置したことがある樹木は枯れて倒れてしまい、カメラを設置するのに都合の良い樹木が見当たりませんでした。
マムシグサの花は実になっていました。
3 台目の定点カメラの設置については、今回は諦めて帰ることにしました。

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