生田緑地の生物多様性保全

萌芽更新地区のアズマネザサ刈り
日時 2019/1/24(木) 10:00〜13:00 晴
場所 生田緑地 萌芽更新地区
参加者 岩田臣生、岩田芳美、鈴木潤三、田村成美

萌芽更新地区は、2008 年 1 月の市民部会で、改めて萌芽更新地区と呼べる地区を目指して活動することを決めてから 10 年間、「やって、みて、考える」を繰り返してきましたが、 今冬の大径木の伐倒とアズマネザサ刈りによって、今夏は、目標植生の達成を確認できるだろうと考えています。
そのために、この日もアズマネザサ刈りを行いました。
一度全域を刈っておけば、後は里山倶楽部Aの活動でも管理できるかも知れません。
アズマネザサの茂みには無数のモミジイチゴが隠れていて、棘が手に刺さり、服に絡みついて、痛いアズマネザサ刈りとなりました。
それでも、A06-01a 側では、ウグイスカグラの大株が現れたり、実生から育った 3m超の落葉樹が何本も現れたりしてくれて、嬉しくなりました。
伝統的な里山管理では、薪炭材目的の樹木以外は刈り取っていたと思いますが、現在の萌芽更新地区では、薪炭材の成長を最優先する管理が絶対ではないと思います。
萌芽更新を繰り返す樹林であると同時に、生きもので賑わう樹林であり、それを観察して楽しめる樹林であるように管理を行いたいと考えています。

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