生田緑地の生物多様性保全

上の田圃の水漏れ補修、セリバヒエンソウ駆除

日時 2019/4/18(木) 10:00~12:30 晴
場所 生田緑地 上の田圃地区
参加者 岩田臣生、岩田芳美、鈴木潤三、田村成美

上の田圃の水が思うように増えてくれないのは、僅かずつ滲み出すように水漏れしているためだと考えて、畦の内側を丹念に調べて、 怪しい場所は全て、イネワラと土で補修することにしました。
畦には、タネツケバナ、ノミノフスマ、ケキツネノボタンなどが咲いています。
田圃の中には、タガラシが 1 本、大きく育って咲いています。
作業をしていると、ケラが飛び出して、慌てて、泥の中に逃げ込んでいました。
下の田圃の方から、シュレーゲルアオガエルの鳴き声が聞こえてきます。
草地の上を、スジグロシロチョウ、キタキチョウ、キタテハ、テングチョウなどが飛んでいます。
時々、小さな甲虫が飛んでいる姿も見られるようになりました。


上の田圃地区の草地には、今年も、外来種のセリバヒエンソウが咲き始めています。
これを抜き取る活動も行いました。


生田緑地の谷戸では、ハナダイコン(別名、ショカッサイ、オオアラセイトウ)が咲き誇っていて、クマバチが吸蜜に忙しく飛び回っています。
これも外来種ではありますが、スジグロシロチョウ、ツマキチョウなどの食草にもなり、昆虫の吸蜜源ともなっているので、駆除は諦めました。
帰り道の園路では、ウグイスやメジロが鳴き、ホウチャクソウが蕾を見せ始め、ツボスミレやジロボウエンゴサクなども見られました。

   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
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