生田緑地の生物多様性保全活動、

カナムグラ刈りなど
日時 2019/7/11(木) 10:00〜12:30 
場所 生田緑地 萌芽更新地区、上の田圃地区
参加者 岩田臣生、岩田芳美、鈴木潤三、田村成美、細川洋子

クヌギ実生苗の補植
生田緑地整備事務所裏で育てていたクヌギの苗が 3 年目になったので、一部は萌芽更新地区に、一部は上の田圃地区に植えることにしました。
萌芽更新地区は、補植の必要な場所はありませんが、密度の薄い場所に植えておくことにしました。



上の田圃地区のカナムグラ刈り
上の田圃の水が少なくなっているというので、対処は任せました。
水漏れ補修が済めば、カナムグラ刈りですが、上の田圃下草地のカナムグラ刈りは、毎年、経験していることなので任せました。



木道の下を潜った反対側は、オヤブジラミが生えています。
隣接地から侵入してくるモウソウチクを駆除し続けていますが、駆除しないでおいたら、簡単に竹林になりそうです。
連接する斜面の竹林が明るく管理されるようになったので、少しだけ、侵入を許す管理も、ホタルのことを考えればありかも知れません。


上の田圃地区の木道の住宅地側草地
この場所は、今までは、草地として扱ってきましたが、オヤブジラミヤブミョウガが優先して繁茂しているだけとなっています。
発想を変えて、樹林にすることで、ホタルの国へ外から入る光を遮ることを目指すことにしました。
既に、実生のヤマグワやクサギが少し大きくなっています。
ここを樹林にすることができれば、もしかすると、外光を遮り、ホタルの日中の休憩場所にもなるかも知れません。
先ずは、草刈りをしました。
木道に近い所には、ミヤマシラスゲが繁茂し、所々に、 ツリフネソウが育っていました。
大きなクモがいました。
大きさからは、イオウイロハシリグモ♀でしょうか。腹部が大きく、目立っていました。

広い面積を占めていたのは、ミョウガ、ヤブミョウガ、ヨシなどでした。
シダ植物の葉上に、クロヒカゲが休んでいました。

この草地の草刈りを済ませたら、そこそこの面積があることが分かりました。
実生は、クサギ、マユミ、ヤマグワなどがありました。
生育環境としては適地ではないと思いながら、残りのクヌギの苗 3 株を植えてみました。
今後は、生田緑地内で採取した種子から育てているヤマザクラを植えることも考えています。


クサギは蕾が着き始めていましたが、飛んできたモンキアゲハは直ぐに上方に飛んで行ってしまいました。
田圃の上空高くにはオニヤンマが飛んでいました。
田圃には、ショウジョウトンボ♂が来ていました。


付近には、チダケサシが咲いていました。

   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
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