生田緑地の生物多様性保全活動、

カナムグラ刈りなど
日時 2019/7/18(木) 10:00〜12:30 
場所 生田緑地 萌芽更新地区、上の田圃地区など
参加者 岩田臣生、岩田芳美、鈴木潤三、田村成美、細川洋子

やっと、生田緑地のニイニイゼミが鳴き始めました。
上の田圃地区へ向かう途中、ゆっくりヤマユリを観察しました。



今回も前回同様、上の田圃下草地のカナムグラ刈りを、残す植物を考えながら行いました。
いちいち区別していないで、全て刈ってしまう方が楽だし、達成感も感じられると思うのですが、無い方が良いものだけを刈る方法が当り前のことになっています。






上の田圃下草地の末端部から城山下谷戸側に入った所には、今年も、オオブタクサが生えていましたので、これは刈り取りました。
また、大きなイボタノキの周囲の草刈りも行いましたが、イボタノキの状態は悪く、枯れそうな感じでした。
地面の状態は、これだけ雨が続いているにも関わらず、昔のような湿地状態にはなっていませんでした。
稲目谷戸側に戻り、樹林化している地区の林床を調べましたが、丈の低いアズマネザサが繁茂しているものの、大きく成長する様子はありません。
この林地と草地の間には、ホタルの里整備事業によって水路が掘られていたのですが、工事直後に取水堰が壊れ、何度か補修を繰り返しましたが、諦めてしまってからは、水が流れていません。
この凹み沿いの草刈りを進めていたら、いきなりアシナガバチがぶつかってきました。
刺されはしませんでしたが、辺りを見回すと、刈っていた所にあったヤマグワの実生の根本付近に、 4〜5 頭のアシナガバチが群れていました。
巣があったのかと思いながら観察しましたが、小さな巣も見つかりません。
よく見ると、一ヶ所に集まって、話し合い?でもしているような様子でした。
ただ、1 頭が白い玉状のものを銜えていました。

また、カナムグラを剥がした下にあったツリフネソウの葉上に、ベニカミキリがいました。
ヒメギスも見つかりましたが、素早く逃げてしまいました。
久し振りに雨が降らず、気温が上昇したせいか、あちこちの葉上には、イオウイロハシリグモが体を伸ばしていました。


下の田圃地区の木道沿いのカナムグラ刈りも行いました。


   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for nature Research and Conservation