生田緑地の生物多様性保全活動


谷戸の水辺保全(水漏れ補修)とオダ場の草刈りなど
日時:2022/9/13(火) 10:00〜13:00
場所 生田緑地 湿地地区、田圃地区
参加者 岩田臣生、岩田芳美

稲刈りが近づいてきましたので、オダの点検とオダ場の草刈りを行うつもりで、谷戸に降りました。
勿論、水辺の水漏れ点検は行います。
ピクニック広場辺りのツリフネソウも、チラホラ咲き始めていました。
ピクニック広場から広場下に向かって、階段を降り始めたら、園路右側の落枝が増えていて、その落枝の枝先が園路に飛び出していました。
この辺りには、見つけ難い、珍しい植物が分布していますし、危険な園路となるのは困りものですので、ザッと片づけておくことにしました。
しかし、朝から蒸し暑くて、これだけでも一汗かいてしまいました。





湿地地区は、サワガニが活発に穴を開けてくれるので、毎回、水漏れ補修が必要です。
前回、2段目の段下際の溝の半分ほどの泥上げを行いましたので、今回は続きを行いたかったのですが、地区内は、ほぼ全域が水涸れを起こしていました。
そこで、仕方なく、水漏れ箇所を調べて、イネワラ補修を行いました。

水漏れが止まっても、水面が広がるには時間がかかりますので、カナムグラ刈りを行いながら植物の状態観察を行いました。
ヒメシロネの開花が盛期を迎えたようで、開花株が目立つようになりました。
ツリフネソウも、カナムグラのマントの下から咲き始めていました。

ノハラアザミの花も盛期のようでした。

2段目の水漏れ穴を塞ぐところまで済ませておいて、田圃地区に移動しました。


上の田圃上草地(オダ場)は、アズマネザサ、ヤマグワ、ススキ、ジュズダマ、カナムグラ、そしてツリフネソウなどがヤブ状態に繁茂していましたので、ここの草刈りを行いました。


上の田圃は水涸れを起こしていることが木道から見えましたが、これに対処する前に、下の田圃に行き、水や草の状態を点検し、必要な種子採取を済ませました。
上の田圃に戻って調べると、導水路の途中に大きな水漏れ穴ができて、そこに水は消えていて、田圃の全域から水が消えていました。

沢の水涸れでなかったことにホッとしながら、導水路途中の水漏れ穴をイネワラ補修し、導水路の木道付近の泥上げを行い、通水パイプの掃除を行いました。



田圃の水涸れは、稲にとっては問題ないと思いますが、ホトケドジョウなどの生きものにとっては死活問題です。
水漏れ補修後の水の流量は十分あると思われたので、何とか、生き抜いてくれるものと思います。
勿論、湛水するまでには時間がかかりますから、それを確認することはできません。

オダ下の残っていたヤマグワ、カナムグラなどのヤブを刈って、オダが使用できるかどうかを調べ、新たにモウソウチクを伐り出さなければならない状態ではないと判断しました。


田圃下草地のツリフネソウの花も増えてはいるのですが、今夏の猛暑で、カナムグラ刈りは不十分であったためか、雄花が咲き始めたカナムグラに負けている状態でした。

田圃周囲のツリフネソウも咲き出しています。


ジュズダマの葉を食べていたクロコノマチョウ幼虫は成長して、蛹や羽化殻が残っていました。


晴れて陽射しを受けるようになると、途端に、体の動きが悪くなります。
帰り道に時間がかかるようになりました。


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