生田緑地の生物多様性保全活動


秋の谷戸の水辺保全(田圃の土嚢堰改修、ハンノキ林上の池の泥上げなど)
日時:2022/10/11(火) 10:00〜13:00
場所 生田緑地 湿地地区、田圃地区、ハンノキ林地区
参加者 岩田臣生、伊澤高行

この日は、水辺調査班が生田緑地のタマノカンアオイ調査を行うとのことで、藤間さんが来園し、岩田芳美はサポーターとして、調査に参加しました。


今回は、脱穀の時に背負い籠に捨てられたイネワラを背負って谷戸に降りて、上の田圃にイネワラを撒きました。
片方の背負い籠は、イネワラにしては、やけに重い背負い籠でしたが、撒き始めて理由が分かりました。
大量の籾が入っていたのです。
唐箕による選別にかけることなく、捨てられた籾があったことが分かりました。驚きです。

稲刈りを終えた田圃では、アカトンボが連結して産卵していました。


上の田圃が湛水していないと聞いていたので、今回の活動の第一の目的は、土嚢堰を改修して、湛水させることでした。
そこで、上の田圃の上の段の土嚢堰の土嚢を全て外して、置き直しました。
いつもは、必要と思われるものだけで済ませていますが、全ての土嚢を置き直すことで、土嚢堰の状態や、積み方を理解してほしいと思いました。
土嚢袋に入れる土の量、置き方など、良く観て、考えて、工夫することが大切です。
新たに追加した土嚢は4袋です。
慌てて出てきたアメリカザリガニを数匹、駆除しました。
秋になって、水辺に出てきたオオアオイトトンボも観察できました。
上の田圃では、春、水域に落ちて、生活しているヤゴを観察し、秋は、水辺に集まって来て、繁殖行動をする成虫を観察することができます。
下の段の土嚢堰は、一部を置き換えて、水漏れを止めましたので、少しずつ、水面が広がるのを確認しました。
木道付近には、コノシメトンボや、アキアカネ?が見られました。





導水路から田圃に至る水路が、木道下を通過する所に、泥が溜まっていましたので、泥上げを行いました。
生田緑地の水流には多量の土の粒子が含まれていますので、流れが緩くなる所には、泥が溜まります。

下の田圃の状態も確認しに行きました。
辺りのミゾソバは花盛りとなっていました。
流されかかっていた一部の土嚢を置き直して、少し水面を広げました。

木道の両側のオオミゾソバが花盛りで、アオスジアゲハが吸蜜に来ていました。



湿地地区の水の状態観察も行いました。
すると、竹林下水流からの導水が、園路の橋下で水漏れを起こしていましたので、補修しました。
2段目の水路の途中に、水漏れ穴がありましたので、これも補修しました。
湿地地区の活動は、それだけを済ませて、ハンノキ林上の池に向かいました。

この日の活動の第2の目的として考えていたのは、ハンノキ林上の池の泥上げです。
肥柄杓(こえびしゃく)を使って、水底に溜まった泥を掬い上げて、泥上げ用につくった土留めの上に投げ上げます。
そのために、肥柄杓を持って、谷戸に降りていました。
ウエイダーを履かないで行う、この方法なら頻繁にできると思ったのですが、・・・。



デッキの手摺の上に、可愛らしいキノコが生えていました。

ガマズミが鮮やかな赤い実をつけていました。


かわさき自然調査団の活動

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation