生田緑地の生物多様性保全活動


谷戸の水辺保全など  
日時:2023/8/8(火) 9:00〜11:00 晴
場所 生田緑地 湿地地区(B05)、田圃地区(B06)、その他の谷戸の水辺
参加者 岩田臣生

川崎でも短時間ながら強い降雨がありましたので、谷戸の水が改善されたと思って、確認する活動を予定して、生田緑地に来ました。
ミンミンゼミ、アブラゼミなどの蝉時雨に、コジュケイの声が割り込んでいる中を谷戸に降りました。
通行禁止になっている園路の両側からは、ヤブマオの仲間やヤブミョウガなどが押し寄せていました。
ハンノキ林上の池は、残念ながら黄土色に濁ったままでしたが、ハンノキ林内の涸れていた場所にも水面が見られました。
タマアジサイが咲き始めていました。


(湿地地区)
ハンノキ林からの水流は、久し振りに、勢いよく流れていましたが、降雨後には水漏れ穴が開いていることが多い水路に、今回も、水漏れ穴が開いていましたので、これを補修しました。
8/1(火)、8/3(木)と掘っていた湿地1段目の水路には、水が勢いよく流れていることを、カナムグラをむしりながら確認しました。

この地区の一部に植えておいたクヌギやヤマザクラの苗が 120cm程の高さに成長していました。

湿地2段目の水域は水深が増して、3〜4匹のオオシオカラトンボが繁殖行動を行っていました。


竹林下側からの水流も流れていて、2段目末端から3段目にかけて水が流れて、3段目にも水面が広がっていました。

湿地地区は問題無いことを確認できたので、上の田圃地区に移動しました。
(上の田圃地区)
上の田圃への導水路の流量が何倍にも増えていることを、竹樋から流れ出る水量で確認しました。

木道から見たところ、上の段も、下の段も、湛水しているように思われ、ほんの数株でしたが、花穂を出している稲がありました。

田圃に降りて、下の段が問題無く湛水していることを確認しました。

上の段の土嚢堰も調べて、湛水を確認しました。
稲が消えているのを見ると、田植えの失敗が悔やまれます。
何があったのか、20年間で初めて体験した失敗です。

(下の田圃地区)
下の田圃は、田圃側に倒れ始めたヨシを刈りたかったのですが、南側の畦を覆っていたヨシを刈るだけで、全身が汗まみれになり、断念しました。
次回以降の活動にさせてもらいました。

ヨシの茂みのなかには、アカハネナガウンカがいました。

(谷戸の末端部)
谷戸末端部の谷戸中央水路は水流を復活していました。

末端の流量計測のために、北部公園事務所の直営班がつくってくれた堰からの分水も確認できました。

涸れかけていた谷戸の水辺に水が行き渡っていることを確認できましたので、この日の活動を終わることにしました。


かわさき自然調査団の活動

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation