生田緑地の生物多様性保全活動

湿地地区のハンノキの萌芽更新など  
日時:2024/12/10(火) 9:00〜12:00
活動参加:岩田臣生
場所:生田緑地 湿地地区(B05)

2004年12月から始めた湿地再生活動によって、湿地再生地区に落ちていたハンノキの種子が発芽して、ハンノキが育ちました。
このハンノキでは、ミドリシジミの幼虫が観察されたりしたので、喜んで、大切にしていました。
そのハンノキが大きくなって、辺りを暗くするようになり、ミドリシジミも見られなくなりました。
また、保護していた水草も育たなくなりました。
そこで、先日、12/3(火)から、ハンノキの伐採を始め、3本( 直径 22〜27cm )を伐採しました。
伐採した材にはミドリシジミが産卵しているかも知れませんので、5月には展葉してくれると思われるハンノキに接して積み上げておくことにしました。
ここからミドリシジミが孵化する可能性は非常に低いと思いますが、可能性は0ではないと思います。
そこで、この日は、今月に入って伐採して、仮置きしていた材の片付けを行うことにしました。

谷戸に降りて、ピクニック広場下に来た所で、園路脇のアズマネザサの茂みから、5〜6羽のコジュケイがバタバタと飛んで逃げました。
家族連れのコジュケイを驚かしてしまったようです。

湿地再生地は、自然に発芽して育っていた小径木を伐採して明るくなったはずなのですが、晩秋の陽射しは低く、冷え込んでいました。


はじめに、12/5(木)に伐倒して、そのままにしてあった材を伐って、半分を湿地1段目に上げておきました。


次に、12/3(火)に伐採して、湿地1段目に仮置きしてあった材を、伐採した場所のハンノキ数本の根元に積みました。





次は、先ほど、太い方の2ヶ所を伐っておいた、12/5(木)に伐倒した材を、湿地1段目のハンノキの根元に積みました。
このハンノキは、竹林下デッキからミドリシジミを観察できる、丁度良いハンノキだったのですが、2年程前からはミドリシジミを観察できなくなっていましたので、 伐採して、萌芽更新したいと思っていますが、この日は、他に置く場所が無かったので、取り敢えず、置くことにしました。


3ヶ所に材の山をつくりました。



周囲の雑木林の黄葉・紅葉が進んでいました。


アケボノソウの花は実になりましたが、この程度で、成熟したと考えてよいのでしょうか。


帰りの萌芽更新地区の雑木林の黄葉も盛期のようです。


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