生田緑地の生物多様性保全活動


セリバヒエンソウ駆除  
日時:2025/4/29(火) 9:00〜11:30
活動参加:伊澤高行
場所:生田緑地ピクニック広場〜萌芽更新地区下

外来種セリバヒエンソウの駆除は、2006年4月に、萌芽更新地区下の園路脇の駆除を、植物班 6名と水田ビオトープ班 2名で行ったのが、 始めてのセリバヒエンソウ駆除として記録されています。
その後は、2010年から、水田ビオトープ班が駆除活動を行うようになり、それでは追いつかなくて、里山倶楽部としても行うようになりました。
セリバヒエンソウの繁殖力は凄まじく、採っても、採っても、効果が現れません。
一向に衰退することなく、今年も、草地部分に広がって開花しています。
伊澤が、自発的にセリバヒエンソウの駆除をすると言い出したので、この日は、完全に任せました。


水辺の植物保護の試みなど  
日時:2025/4/29(火) 9:00〜12:10
活動参加:岩田臣生
場所:生田緑地 湿地地区、上の田圃、下の田圃

岩田は、田圃状の水域をつくった湿地地区2段目に、いくつかの植物の種子を蒔くことにしました。

萌芽更新地区の裾には、数本のヤマユリが育っていました。

園路沿いのヤブニンジンの花は実になっていました。

ハンノキ林北端部のコマユミが開花していました。


湿地地区2段目の田圃状水域の泥を調整して、播種できそうな泥面を2ヶ所つくり、それぞれに播種を試しました。


作業している間、水辺には、ツバメシジミが来て、吸水していました。


昨年末に伐採したハンノキからは萌芽が育ちつつありました。


驚いたことに、水路に置いた丸太堰のハンノキからも萌芽が見られました。


苗木畑のクヌギやヤマザクラの苗木は、2m超に成長していました。
その周囲の草刈りを行って、そこにも、1種の播種を試しました。

ホウチャクソウの花が盛期を迎えていました。


考えていた活動目的は終えたので、上の田圃を見に行きました。
上の田圃の上の段は湛水していましたが、下の段は、水が少なくなっていました。

田圃に降りてみると、土嚢堰の下から、少しですが水漏れがありました。
もう、1回目の代掻きをしなければならない時期なので、代掻きと一緒に、土嚢堰の土嚢の積み替えを行うことにして、この日は、堰上の泥寄せを行いました。

下の田圃を見に行きました。
シオヤトンボ(オス)が3頭で縄張り争いをしていて、そこに、メス1頭が来て、交尾、産卵を繰り返していました。



問題は、絶滅危惧種の方ですが、カルガモが来ていたという情報なので、カルガモに食べられたのかも知れません。
先日、発芽していた数本が見つかりません。
田圃の中央に、シュレーゲルアオガエルの卵がありました。


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