ハンノキ林の水辺再生
【2025/10/14 更新】

ハンノキ林の水辺再生
日 時)10月14日(木) 9:00〜12:00 曇
場 所)生田緑地 ハンノキ林(A07-02)
活動者)岩田臣生、伊澤高行

今回も、ハンノキ林の水辺再生に取り組むつもりで、谷戸に降りようとしたら、「倒木があったので、それを処理した材の置場について協議したい」と声をかけられました。
谷戸に降りる階段には、立入禁止のテープが張られていました。
そのテープの下を通ってくれと言って、テープを持ち上げてくれたので、そこから階段を降りました。
倒木は、生田緑地整備事務所とピクニック広場東階段の間にあったナラ枯れ大径木でした。
また、記録はしていませんでしたが、1〜2年前に、危険なナラ枯れ大径木なので、伐採した方が良いと提案していた大木でした。
太い材であり、機械を使える場所ではないので、持てる大きさに玉切りにして、階段脇に、転がらないように置いてもらうことにしました。



それから、手摺を乗り越えて、ピクニック広場東斜面を通ることで倒木を避けて、階段に出ました。
斜面には、アオイスミレが葉を伸ばしていました。

活動場所はハンノキ林(A07-02)で、次図の地点02と地点03の間です。


その上流に当たる地点02、04の水溜まりは、溜まっている水の量は、少しながら増えていました。

今回は、地点03と地点02の間の水辺再生を考えることにしました。
そのために、まず、辺りの草刈りを行いました。



草刈りを済ませてから、その広さと地面の勾配、元の水辺の状態などから、地点03の堰から上に、3つの池をつくることにして、 それらの池の中心に穴を掘ってみることにしました。





休憩しました。
10:34 暑さ指数 19.3℃、周囲温度 22.4℃、湿度 68.6%

ウメモドキの実が真赤になっていました。


掘っていた穴の底に水が見えだしたのは、70cmも掘ってからでした。



次の写真の活動場所の左側の斜面はハンノキ林東地区(A07-12)の急斜面の下端部です。
、アズマネザサのヤブになっています。



水が見つかったら、穴の周囲を掘って、穴を大きくします。
地点05は、何処からともなく、水が染み出したようですが、 地点06は、西側に水が流れているような染み出し方をしていました。
こうした水の状態を観察して、掘り進める方向を変えていきます。
記憶にあるこの辺りの水流は、広く一面に広がっていて、底の方の水の流れは不明でした。
こうして、少しずつ流路を調べて、水が少ない状態での水辺を考えていくつもりです。

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