ハンノキ林の水辺保全
【2025/12/16 更新】

ハンノキ林の水辺保全
日 時)12月16日(火) 9:00〜12:00 晴
場 所)生田緑地 ハンノキ林(A07-02)
活動者)岩田臣生


(上図)ハンノキ林の水辺図

待望の降雨がありましたので、その効果を期待して、ハンノキ林に入りました。

03
ハンノキ林東側の水辺のキー・ポイントが上図03の水溜まりだと考えて、ここに水面をつくる活動を進めて、 前回、12/9(火)には、斜面の裾を削って、そこから浸み出してくる絞り水を積極的に受けられるようにしました。
若しかすると、表流水が流れて、オーバーフローしていたかも知れないという期待もあったのですが、オーバーフローするような増水はありませんでした。
しかし、確かに増水はしていて、穴の中に、足場として残しておいた島状の部分は水に沈んでいました。
03
03と05
03を05側に、30cmほど広げて、水深の浅い所は掘って、全体的に深くしました。
水深が膝上まで来ると、ハンノキ林西の池の深さに並んだ気がして、嬉しくなりましたが、周囲の地表の高さまでは 20cm以上ありそうです。

05
続けて、05の外周を斜面側、03側、06側に広げるために掘り取り、中心部の深さに合わせて、全体を掘りました。

06
更に、06の外周を掘って、水溜まり穴を大きく広げました。
但し、この水溜まり穴は、02側の一部を除いて、殆んどが黄白色のネットリした飯室層が連続していました。
そして、02側に、直径30cmほどの穴が開いていて、そこは全く抵抗無く、突っ込んだ足が潜っていきます。
この穴から絞り水が湧き出てくるかも知れないと思い、穴を大きくしておきました。
03、05、06は一つの大きな池にしたいと思いますが、水の挙動が分からないので、当面は別々に管理しようと思っています。


02
ウエイダーを履いていたので、水溜まり02を少し広げて、少し深くする活動も行いました。


06は水面を広げることができませんでした。
03、05は、水量が充分ではありませんが、水面はひろがりました。


ハンノキ林東地区の尾根に残したコナラが黄葉を輝かせていました。


この時間は日が当たって、気温 9.1℃、湿度 53.1%でした。
林内では、シジュウカラの群が騒いでいました。
水辺のウメモドキの実が真赤になっていました。
ウメモドキ


かわさき自然調査団の活動

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for nature Research and Conservation

/