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上の田圃保全など 日 時)12月18日(木) 9:00〜12:00 晴 場 所)生田緑地 上の田圃(B06)、湿地地区(B05)、竹林下谷戸(A08-2)、ハンノキ林(A07-2) 活動者)岩田臣生
(上図)2025/12/18の活動場所 上の田圃 稲刈り後の手入れができていなかった上の田圃の手入れを行うことにしました。 田圃への導水路には落葉が溜まっていて、水が流れていませんでした。 当然だと思いますが、田圃に水面は広がっていませんでした。 そこで、先ずは、導水路の落葉を掻き出してみたら、少量ながら水路の底を水が流れました。 カラカラに乾いた落葉が水流を止めていたとは思えなかったのですが、水が見えるならと思って、落葉と泥を一緒に掻きあげてみることにしました。 次第に、流れる水の量が増えるように感じたので、枯れ竹を片付けながら、谷戸の左岸水流を遡って、梅ノ木広場下まで進みましたが、 そこから上は落葉だけで、水は消えていました。
それでは、水はどこから来たのかと、水の湧出場所を探すと、直ぐ近くのシダ植物の陰から湧出していました。
水流の落葉の掻きあげ、泥上げはそこまでとして、導水路が木道下に入る所に戻り、状態を観察しました。
田圃に水面はありませんでした。 木道下の導水路のパイプの出口から田圃までの水路の泥上げを行い、水を導きました。
田圃の上の段には、少しながら水が残っている所もありました。 田圃の上の段の畦沿いの泥上げを行い、土嚢堰まで、何とか水を繋げました。 しかし、その1本は土嚢堰までで止まり、なかなか越流しません。 土嚢を1枚外しましたが、土嚢堰の手前に水面を広げるだけで、越流しようとしません。
水が流れているとは言っても、流量は極めて少ないので、越流するまでには、ある程度の水が溜まらなければならないようです。 辺りの草刈りを行なったり、芝生広場下の樹林の状態を眺めたりしました。
芝生広場下の水流の泥上げも少し行いました。
だいぶ水が溜まって、僅かな越流が始まりました。
夏以降、下の段には、何度も水面を広げようとしましたができませんでした。 田圃の中でも、普通に歩けるほどに、土が固まっていました。 そのせいか、溝を掘って導いても、水はなかなか広がってくれません。 仕方なく、浅い溝を掘るところまで行って、後は、水が広がってくれると信じることにしました。
生えていたヒツジに混ざって、タネツケバナが多数生えていて、開花しているものもありました。
湿地地区(B05) 湿地地区の水の状態を観察しました。 1段目の水路にも、2段目にも、水面が広がっていました。 竹林下谷戸 竹林下谷戸の水流の水溜まりには、水面が広がっていました。 ハンノキ林 一昨日、手を入れたハンノキ林東側の水溜まり穴03、05、06の水は減少していました。 ハンノキ林源頭部の湧水は、非常に少ないため、水流づくりとして掘っている水溜まり穴は深すぎるようです。 現況地面から、20〜30cmの厚さの土を剥ぎ取ることで、連続する水面をつくれるかも知れません。
ハンノキ林東地区(A07-11)と(A07-12)の間の支谷戸を横断するように掘った水溜まり穴02の水深は、余り変化しないようです。 03を大きな溜め池的な水源池にするつもりで進めてきましたが、02を溜め池的な水源池にできるかどうか、先に試す方が良いかも知れません。
この合流部の組み立てが重要なので、もう少しやってみて、状態を観察して、考えたいと思います。
ハンノキ林東地区の水辺再生は、夏に始めましたが、辺りはもう秋の終わりの景色になっています。
萌芽更新地区は冬の様相です。
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かわさき自然調査団の活動