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ハンノキ林上の池下堰改修、谷戸左岸水流の保全 日 時)1月6日(火) 9:00〜12:00 晴 場 所)生田緑地 ハンノキ林上の池下堰、谷戸左岸水流 活動者)岩田臣生 階段の手すりに、チャバネフユエダシャク(メス)がいました。
令和8年(2026)の活動はじめは、2つの活動を行いました。 一つは、ハンノキ林上の池の活用法を考えるための活動で、 もう一つは、上の田圃への水の供給を改善する方法を考えるための活動です。
(上図)活動場所位置図 (1)ハンノキ林の水辺保全 前者のためには、ハンノキ林上の池からの水の出し方を調整するために設けていた土嚢堰の撤去を行いました。 昨年9月以降、ハンノキ林の水辺を再生するために、土の面となってしまった水辺にいくつかの穴を掘って、水溜まり群をつくってきました。 これらの水溜まりの繋ぎ方が課題だと思っていますが、 この水溜まり群に、ハンノキ林上の池からの水を繋げて、水系を考えていきたいと思います。 この水系は、ホトケドジョウなどが往来できる水域にしなければならないと思います。 ハンノキ林の保全管理は、2006年12月に、調査団が植生管理を行うことを、生田緑地植生管理協議会において合議しました。 その時は、ハンノキ林上の池はハンノキ林上デッキの所で堰き止められていて、 そこから越流した水を流す水路は、直線状に機械で掘られた流れ易い形状の水路でした。 流れ易い水路は、周囲を乾燥させることに繋がるので、単純に排水するのではなく、林内に広げることを考えました。 そこで、2007/1/23(火)、デッキ下から越流してきた水を受ける形で、簡単な土嚢堰を設けて、 その水を広げるように水路をつくったのです。 しかし、湧水量は減少し続けて、湧水量が非常に少ない状態を前提として、生きもののための水辺のあり方を考えなければならなくなりました。 この日は、ハンノキ林上の池の水は、少しですが堰下に浸み出していましたので、その少量の水が再生中の水辺に繋がるようにすべきと考えました。 2007年に置いた土嚢は、袋が弱くなっていて、かなり破けてしまいましたが、できるだけ移して、水量が多い時は流れるようにしました。 水路を埋める形で置いてあった材は、これから少しずつ取り出せばよいと考えて、次の活動のために上の田圃地区に移動しました。
辺りの木々が葉を落としたので、メギの紅い実が目立っていました。
マンリョウの紅い実も鮮やかでした。
(2)上の田圃 上の田圃に導いている水路の途中に水漏れ穴が開いていて、田圃には水が届いていませんでしたので、この水漏れ穴を塞いで、水を流しました。
それから、先日、水が流れていないことを確認した導水路の上流である谷戸左岸の水流を調べる活動を行うことにしました。
この部分に足を踏み入れてみたら、枯葉が積もっていたのは入口だけではありませんでした。 竹林になっている斜面の裾が抉れていて、そこを流れている湧水が導水路脇のシダの根元付近から湧出していたのだと分かりました。 また、チャノキ、シラカシ、シロダモ、ヒサカキ、アオキ、シュロ、モウソウチク、枯れ竹などが水路内に立ちはだかっていました。 今回は、溜まっている落ち葉と泥などを取り出して水が流れるようにする活動が、少しでも容易に行えるように、邪魔になりそうなものを伐採したり取り除いたりしました。
伐採した枯れモウソウチクの中には、多数のクロウリハムシが成虫越冬していました。
簡単にできると思ったのですが、予想に反して、竹林の斜面がずり落ちているような場所があるなど、非常に荒れた状態で、 泥上げは勿論、湿地地区下まで至ることもできませんでした。 湿地地区の少し手前まで辿り着いて、泥岩層が露出している所には、水が流れていましたので、落葉と土砂を取り出すことができれば、 上の田圃を湛水できるだけの水を供給できるようになると思いました。 20年前、活動を始めて間もない頃に歩いた時は、泥岩層を機械で掘ったような、平らな面でつくられた水路だったと思うのですが、 泥と落葉が溜まり、実生が育っている水面の無い水路に変容していました。
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かわさき自然調査団の活動