生田緑地植生管理協議会市民部会
里山倶楽部
第12回《城山下谷戸戸隠不動尊跡付近の植生管理》


日時 2010/12/11(土)10:00〜13:30 晴
場所 城山下谷戸下流部(戸隠不動尊跡付近)
参加 五十嵐豊
   (立教大学社会学部)佐久間淳子、福田有里子、向井芙美、田村 翔、葛本敦樹
   (生田緑地の雑木林を育てる会)白澤光代
   (かわさき自然調査団)佐藤利奈、小泉恵佑、水津龍耶
   (多摩区道路公園センター)山口泰民  
   (市民部会事務局)岩田臣生、岩田芳美

10/23の第9回市民部会で話し合った芝生広場〜戸隠不動尊跡地区のうち、A25-2地区のアオキやアズマネザサを刈る予定でしたが、 10/23にも参加してくれた立教大学社会学部の先生と学生が参加してくれたことから、範囲を広げて B10-1 についても実施しました。
生田緑地管理事務所裏に集合して自己紹介を行ってから、ヘルメット、ノコギリ、刈り込みハサミなどを各自が持って現地に向かいました。

現地の木製デッキについたところで、3チームに分けて、チームで活動してもらうことにしました。 少人数のチームにした方が会話が生まれて、より楽しく活動できると考えています。
斜面の裾だけを刈ってしまえば見通しが良くなると思いましたが、3m程の長さのアズマネザサが密生していて初めて経験する人には無理かとも思われましたが、 任せてみることにして、倒木の片づけなどをしながら様子を見ていました。

佐藤・佐久間・五十嵐班は斜面のうち階段に近い方、アズマネザサが密生していて、一番大変なエリアを選んでくれました。

小泉・水津・白澤班はより北側の斜面部分のアオキを刈ることから始めました。

山口・田村班は谷底部(B10-1)のササ刈りを行うことになりました。

岩田芳美は写真撮影をしながら、谷底部の枯木やアオキの除伐を行っていました。

遅れてきた福田さんは佐藤班に、向井さんは山口班に、葛本さんは小泉班に加わってもらいました。

谷底部の笹藪越しに斜面の地面が見え始めました。

生物保護区側(B11)についても、木道沿いの部分については、放置されて雰囲気を悪くしていた倒木や枯木を片づけました。

中間の休憩をとりました。

活動記念の集合写真を撮りました。若い人が大勢参加していることは貴重かもしれません。

遅れてきた人たちの自己紹介を行いました。 大学生たちは大学も学部も異なりますが情報交換でしょうか、話が弾んでいました。

佐藤班はアズマネザサとの格闘が続いています。


今回植生管理を行った範囲は下図の赤線内です。


10/23の市民部会と今回の市民部会に参加した人たちは、自分たちが話し合ったこと「恐さや気味悪さを感じない明るい雰囲気の樹林」というイメージに向けて、 アズマネザサやアオキなどを除伐して、イメージを現実化することを体験しました。
数時間の活動でしたが、自分たちが行ったボランティア活動によって、この地区の景観が変化して、気持ち良い場所になりそうだということを実感したと思います。
そして、この区域にあった数本のスギは無い方がいいとか、隣接地区の大きなツゲも無い方がいいといった意見が出されました。
来年春以降、アズマネザサを刈り取った斜面にはどんな変化が現れるでしょうか。 いきなりアズマネザサが生えてくるのでしょうか。 或いは、何か埋土種子からの発芽が見られるのでしょうか。
魅力的な植物が復活したり、魅力的な景観が形成されたりしてくれば、植生管理ボランティアの楽しさを実感することとなり、また参加したくなるものと思います。
谷底部については、この冬にも、かわさき自然調査団水田ビオトープ班の活動として水辺の再生を進める予定です。 これは成果が見え始めるまでに 4〜5年かかると思います。

今まで道具の後片付けは事務局がやっていましたが、この日は若手が率先してやってくれました。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation