生田緑地植生管理協議会市民部会
里山倶楽部B
 


日時 2012/10/20(土) 10:00〜13:00 晴
場所 生田緑地 中央広場北側の雑木林 A26-1
参加 我妻良樹、伊藤友望、川野将裕、小泉恵佑、小林真太郎、佐久間淳子、佐藤弘樹、新谷健人、
   須田雅人、竹原悠一郎、堀内利紗、前田 宏、横田香菜
  (市民部会事務局)岩田臣生、岩田芳美

10月の里山倶楽部Bは中央広場北側の雑木林の下草刈りを行いました。
ここは、昨年5月の里山倶楽部で植生管理について話し合い、7月にアズマネザサ刈り、12月の里山倶楽部で常緑樹と竹の除伐を行っています。
直径20cmほどの枯れ木や常緑樹など、まだ除伐したいものもありましたが、多摩区民祭が開催されていて人が多いことから、これは行いませんでした。
低木層に残ったヤマツツジは幾分、活力を回復してきたように感じられます。
草本層は一面に、高さ30〜60cmほどのアズマネザサが広がっていました。 これを刈る活動が、この日の目的です。
アズマネザサを刈ると、斜面の裾の方ではタチツボスミレを確認できました。 斜面のあちこちにタマノカンアオイも見られました。 しかし、南向き斜面の草本層としては貧弱です。
密生したアズマネザサを除伐して1年目なのに、再び広がったアズマネザサも弱弱しく感じました。
林床が暗いようです。

客車が移動してきて、テーブルベンチが配置されて、来園者が憩う場所が隣接したことから、気持ち良い雑木林を見られるようにしたいと考えて、 第一段階としてアズマネザサの藪(やぶ)を解消しましたが、 第二段階としては、林床を明るくする活動を進める必要があるでしょう。

この日は、立教大学現代社会学科の学生を率いて、すっかり里山倶楽部の常連になった佐久間先生が参加してくれました。 下草刈りは初めての経験でも、若者のパワーは大きく、対象区域全域の下草刈りをほぼ終えることができました。

佐久間先生は、落葉の下にツチグリが群生しているのを見つけて、ツチグリを食べた話をしてくれました。
後でWEBで調べたら、「内部が白い幼菌は食用になり、福島県では、マメダンゴやママダンゴと呼ばれ、6月下旬から7月上旬にかけての梅雨の時期に、季節の味として食卓に上る。」という記載がありました。

多摩区民祭で賑わう中央広場の北側に隣接する雑木林で行ったササ刈りでしたが、これに気が付いて関心を示した来園者は極めて少なかったようです。



活動後になってしまいましたが、今日の活動場所と里山倶楽部についての説明をしました。



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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
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