生田緑地植生管理協議会市民部会
里山倶楽部B
 


日時 2012/11/17(土) 10:00〜11:30 雨
場所 生田緑地 野鳥の森 
参加 白澤光代、水田茂子、平賀孝政、藪 哲二
  (市民部会事務局)岩田臣生、岩田芳美

11月の里山倶楽部Bは野鳥の森の植生管理を行うことにしましたが、生憎、集合時刻には雨が降り始めました。 ただ、既に集まってくれた人たちがいましたので、本降りになるまで活動することにしました。
野鳥の森の入口から数十mの範囲の園路の両側にサザンカの生垣があります。 殆んど、横枝が無く、柵のように並んでいて、天辺のみが枝を広げて、蕾をつけていました。 その高さは2mを超えており、園路側に枝を伸ばしていたりして、雰囲気を暗くしていました。
この辺りは、高木層にギャップが無く、植栽されたツバキなどが大きくなっていて暗く、花付きは良いとは言えません。
このサザンカの高さを2m程度に抑えて、園路側に伸びている枝を剪定することを行いました。
この設えは野鳥の森として整備した時に特別な意図をもって植栽されたものと思います。 その後、毎年手入れがなされていれば良かったのですが、放置されていたために、景観を悪くしてしまったものです。
2007年の市民部会での話し合いでは、樹高を低くしようという意見に対して、サザンカの花にメジロが来るので剪定しないでほしいという意見があり、調整できないまま、手をつけられずにいました。 今回は、無理に低くしないこと、蕾はできるだけ残すことなどを基本方針にして“剪定”を行いました。 あくまで、植栽の管理ではありますが、当該地区においては、一時的には必要なことと考えました。 今後数年間、こうした管理を継続することで、定期的な管理としてのフォーマットができれば、行政による公園の維持管理作業に組み込めると思います。
東口駐車場と菖蒲池の間の広場に集合しました サザンカの並木は園路の上に覆い被さるように伸びていました
サザンカの剪定が概ね終わる頃、雨足が強くなってきましたので、活動を終わることにしました。
その後、ビシターセンターの2階で、今年の生田緑地の谷戸の玄米おにぎりを食べながら、暫し、歓談しました。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
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