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日時 2016/9/17(土) 10:00〜13:00 曇
 場所 生田緑地 芝生広場西側雑木林
 参加 今井田恵方、佐藤 悟
 (東京工業大学 吉村・藤井研究室)大谷絵利佳
 (富士通)森 正徳、湯山 修、岩渕裕輝、久保田雅洋、長谷川充彦
 (生田緑地整備事務所)清田陽助
 (生田緑地運営共同事業体)額谷悠夏
 (市民部会事務局)岩田臣生、岩田芳美、政野祐一    13名
 
 9月の里山倶楽部Bは、芝生広場西側の雑木林のアズマネザサ刈りを行うことにしました。
 生田緑地では珍しく平坦な林床で、安心して活動できます。
 生田緑地整備事務所裏の倉庫前に集合し、用具を持って出発しました。
 今回は、自分で使う刈込み鋏は自分で運び、管理してもらうことにしました。
 
   自己紹介は芝生広場に移動してから行いました。
 
   
 芝生広場側は少し低くなっています。
 今回の対象区域の縁には、カントリーヘッジをつくるために、指定管理者にお願いして、竹の支柱を立てておいてもらいました。
 刈ったアズマネザサは、そこに積んでもらいます。
 全員が芝生広場の縁に並んで、一斉に、作業を開始しました。
 
                                                         
 集合写真を撮りました。
 
               本日の活動を終了しました。
 
 アズマネザサを刈った後を観ると、低木層に多様な種が育っていて、狭いながらも魅力的な雑木林であったことを知りました。
 高木層は落葉樹ですが、樹冠が小さく、活力は衰えているように感じられました。
 林床には、クヌギの実生が多数見られましたが、夏期、これが育つだけの明るさは無いと思います。
 落葉期に十分な光が林床に差し込むことで、早春、スプリングエフェメラルと呼ばれる種類の植物が花を咲かせてくれることが期待されます。
 今までは、探勝路沿いのアズマネザサは残して、覗き難い、立ち入り難い状態に管理していましたが、今回、この部分のアズマネザサも刈って、雑木林の景観を楽しめるようにしました。
 マナーの悪い来園者が増えていることを考えると怖いのですが、魅力的な景観を大事にしようという生田緑地のファンを増やすことが、自然を保全するためには不可欠であると考えています。
 生田緑地ファンの皆さんの力をお借りしたいと思います。
 
 帰路は谷戸を歩くことにしました。
 ツリフネソウが咲き始めました。
 川崎の市街地の中の景観とは思えない谷戸の景観を、雑木林の植生管理を楽しんでいる里山倶楽部の参加者にも観察してもらいたいと思いました。
 見慣れた雑木林とは異なる景観を、どう感じたでしょうか。
 
     
 
 
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