里山倶楽部
【2021/2/6 更新】
第 19 回里山倶楽部
<芝生広場上雑木林の樹木伐採(8)>


日時 2021年 2月 6日(土) 10:00〜14:00
場所 生田緑地 芝生広場上雑木林 A09-8
参加者(樹木伐倒チーム) 6名
    6 年目 東 陽一
    5 年目 加登勇司、北川英樹、吉澤正一
    1 年目 伊澤高行、高橋秀成
参加者(アズマネザサ刈りチーム) 12名
    6 年目 藤村望美、渓(小5)、花(小1)
    5 年目 池上幸一、陽子、豪一郎(小4)
    4 年目 佐藤奈緒、天音(小5)
    2 年目 中村瑞季、さち(幼児)
    1 年目 滝島麻由、沙奈(小4)
(かわさき自然調査団市民部会事務局)岩田臣生、岩田芳美  計 20 名

生田緑地整備事務所裏に集合し、集合時間になったところで、樹木伐採チームは、先に尾根路を降って、芝生広場上雑木林に移動しました。
ヤドリギの実が輝いていました。
里山倶楽部 ヤドリギ
快晴で暖かくなったことで、生田緑地の来園者が多くなっていることに加えて、ピクニック広場東階段が工事中ということで、芝生広場上雑木林の周囲の園路を歩く来園者が非常に多くなっていました。
芝生広場上雑木林の大径木の伐採は 8 回目となりました。
当該地区の斜面下方には、直径 30cmを超え、樹高 20m超の大径木が集中していましたが、だいぶ空間が広がってきました。
(イ)コナラ大径木
今回も、このクラスのコナラ大径木を 1 本は伐採することにしましたが、伐倒した時に、区域外に飛び出さないようにすることが課題です。
毎回、当り前なのですが、基本を大切に、正確に受口を伐って、ロープで引っ張って、倒す方向を微調整することが大切です。
コナラ大径木は、ゆっくりと倒れて、区域外に飛び出すことはありませんでした。
伐り株を見れば、ツルを効かして倒すことができたことが分かります。
伐倒したら枝を落として片付けるのですが、この時に注意しなければならないのは、圧縮力がかかっている場所にはノコギリを入れないことです。
甘くみて、力任せに伐ろうとして引けなくなり、刃を折ってしまうことが起こります。
ノコギリを引く時は、材の状態を観て、どこから、どのように引くかを考えて、刃の先端から元までを使って、刃を含む面を一定にして引くことが肝心です。
これができていると心地よい音が発せられます。
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(ロ)コナラ
少し離れて、株立ちのうち太い方を伐採して、細い方を残してあったコナラを伐採することにしました。
これは、西側の樹林に向かって伸びていたので、かかり木を避けるために、少しだけ、ロープで引っ張って、方向を変えました。
しかし、そのために、西側の急斜面を叩いてしまいましたので、その下側の園路に落ちることの無いように、急いで片付けました。
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(ハ)かかり木となっていたコナラ
西側の樹木にかけてしまったものの、危険の無い高さまで降ろして、放置してあったコナラを片づける活動を行いました。
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(ニ)コナラ
休憩後の活動としては、倒した材の片付けを行うべきだったと思いますが、最初から(ハ)の片付けを行っていたチームには申し訳ないので、新たなコナラの伐採を楽しんでもらうことにしました。
これは、自重任せではかかり木になる状態だったので、ロープで引くことになりましたが、斜面の状態から、近距離での牽引ができず、30mのロープでは足りなくて、 ロープを繋いで引くという初めての経験をしました。
しかし、それでも引っ張りきれずに、かかり木となってしまいました。
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(ホ)サクラ
(ハ)のコナラの伐採に時間がかかっていたので、隣接のサクラを伐採しました。
この伐倒は失敗で、ロープ張りを終えるのを待たずに、勝手に追い口を伐り始め、ツルを残さずに伐り進んでしまったため、いきなり倒れて、かかり木となってしまいました。
この 2 本のかかり木の処理は、次回にまわすことにしました。
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アズマネザサ刈りチームも生田緑地整備事務所裏に集合してから、芝生広場上雑木林に向かいました。
今回の活動では、アズマネザサ刈りとしては、声かけをしていませんが、12人が参加してくれました。
1 年前に、伐採更新のために、高さ 3〜4mのアズマネザサを刈りましたが、その伐り株が硬くなっています。
子どもたちには、その硬い伐り株を刈るのは困難だと思いますが、新しく伸びた柔らかい稈を刈ったり、カマキリの卵鞘を探したり、冬の雑木林を楽しんでくれたようです。
こうして、アズマネザサ刈りが行われ、高木が伐採されてギャップが広がってくると、今年の初夏には、新たな実生の発芽が見られるかも知れません。
期待してしまいます。
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途中の休憩時に集合写真を撮りました。
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