里山倶楽部
【2021/10/9 更新】

令和 3 年度第 11 回里山倶楽部 ＜飯室山南地区の植生管理＞ 　皆伐更新地区周辺部のアズマネザサ刈りなど 日時　2021年 10月 9日(日)　10:00〜13:00 場所　生田緑地　飯室山南地区 参加者　伊澤高行、加登勇司、北川英樹、��木遼子 　　　　池上幸一、陽子、豪一郎（小5） 事務局　岩田臣生　　　　　　　　　　　　8 名 今回の活動場所である飯室山南地区は、2010年末に伐採した皆伐更新地区の更新管理（若いコナラ林づくり）とその東側に隣接する雑木林です。 隣接地区については、侵入したモウソウチクを除伐する活動を 2014年11月から始めています。 昨年 4月からは、両地区の接する地区のアズマネザサ刈りを行って、皆伐更新地区の植生管理を南側に広げることを検討し始めました。 今回は、皆伐更新地区の外周部のアズマネザサなどを刈って、皆伐更新地区として管理する範囲を拡大するための活動を行いました。 皆伐更新地区の樹林は、樹木密度が高くなり、サンショなどの低木が枯れていたり、ムラサキシキブなどの低木が衰退し始めていたり、アズマネザサの草丈は低くなっていましたが、 今後の植生管理が課題です。 皆伐更新地区の南端部には、皆伐時に積んだ材が腐朽して、半ば、地面に潜った状態で残っています。 皆伐更新地区南側隣接地は、傾斜が急勾配になり、4ｍ超えのアズマネザサが生えていました。 皆伐更新地区の東南側のアズマネザサは、このような高さでした。 ムネアカハラビロカマキリの卵鞘が一つ見つかりましたので、駆除しました。 低木のサンショウの実が紅くなり始めていました。 皆伐更新地区東側のアズマネザサのヤブにも、取り組んでくれました。 記念の集合写真を撮りました。 皆伐更新を計画した時、生田緑地のコナラは老齢で、萌芽更新はできないと専門家に言われましたが、自然界に絶対は無いので、もしかするとできるかも知れないと考えて扱ってきました。 確かに、殆んどのコナラの萌芽更新はできませんでしたが、地区の最も高い場所にあったクヌギとコナラは、伐採後、弱弱しいものの萌芽枝を伸ばしていて、 萌芽更新と言うには弱弱しいものの、一応更新して、生き残っています。 桝形山の桝形門近くで、ゴンズイが真赤な実をつけていました。 桝形山と七草峠を結ぶ吊り尾根の園路沿いには、シラヤマギクが満開でした。

かわさき自然調査団の活動

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation