里山倶楽部
【2022/2/5 更新】

令和 3 年度第 24 回里山倶楽部 ＜ハンノキ林東地区のアズマネザサ刈り＞ 日時　2022年 2月 5(土)　10:00〜13:00 場所　生田緑地　ハンノキ林東地区 A07-12 参加者　北川英樹、伊澤高行、東　陽一、加登勇司、吉澤正一、高谷秀史、��木遼子 　　（事務局）岩田臣生、岩田芳美・・・9名 生田緑地では雑木林のナラ枯れが進行しています。 ナラ枯れは弱っているブナ科の樹木にカシノナガキクイムシが侵入することで起こっています。 元気な活力旺盛な樹木に棲んで、繁殖することはできないようですので、皆伐更新を行って、樹林を若返らせ、昔のような萌芽更新を繰り返す管理に戻すことも一つの考え方だと思います。 皆伐更新も、埋土種子を発芽させて、育てて、樹林を育成するのであれば、樹林と云える状態になるまでに 7年を要しますが、樹林育成を楽しめる環境ができていれば、 サステイナブルな雑木林の管理が可能になると思います。 実際、皆伐更新地区では、2010年末に皆伐して、現在、若い雑木林になっています。 ただ、生田緑地の地形は細かく、急峻なので、急斜面においても雑木林を育てられるかどうかは課題です。 何故なら、生田緑地では、半世紀以上の間、アズマネザサが繁茂し、勢力を蓄えてきましたので、芽生えたばかりの実生をアズマネザサから保護してあげなければならないからです。 ハンノキ林東コナラ林は、昨年、12/14(火)、12/21(火)に下見的活動として、 斜面下端部に土留め代りになるように、刈ったアズマネザサを並べておきました。 今回は、斜面のアズマネザサを刈って、ここに積み足す活動を行いました。 対象区域は、北東側の尾根上の自然探勝路からハンノキ林谷底部に向かう斜面で、斜度を測ってみたら、緩い所で 30度、急な所では 60度でした。 高木層には、コナラが 19本、イヌシデが 1本ありましたが、枯れていると判断されるものが 20〜30％あると思われます。 これらの枯れたコナラが落としたと思われる大枝が所々にありました。 刈ったアズマネザサは直径 1cmほどでした。 その他、アオキが全域に生えていました。 また、ヤマザクラ大径木が 1本あり、ハンノキ林内に倒れ込むように伸びていました。 今まで全く状態が分からなかった斜面でしたが、これで状態観察ができるようになりました。 途中で一回、隣接する自然探勝路で休憩し、集合写真を撮りました。 ここから周囲を眺めると、北側の谷戸にも枯れかけたコナラが、探勝路に覆い被さるように生えていました。 自重に任せて伐倒すると、園路柵の手摺を破壊しそうなものが何本もあります。 休憩後、活動を再開し、予定した範囲のアズマネザサ刈りを終えました。 斜面が急なので、皆伐更新といっても、伐採材の置き方が難しそうです。 しかも、カシノナガキクイムシを少しでも殺すことを考えれば、玉切りは省けません

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