里山倶楽部
【2024/2/24 更新】

令和 5 年度第 25 回里山倶楽部
ハンノキ林周辺の常緑樹伐採とアズマネザサ刈り

日 時)2024年2月24(土) 9:00〜12:10 晴
場 所)生田緑地 ハンノキ林(A07-07)、萌芽更新地区(A06)
参加者)東 陽一、伊澤高行、加登勇司、北川英樹、北澤千晴、廣瀬朗子
事務局)岩田臣生                   計 7名

着手する前は、精神的に重荷だったハンノキ林地区の伐採更新も、大径木伐採をほぼ終えた感じになって、今回は、下図のように、3ヶ所で活動しました。


(A)ハンノキ林の水辺の樹木(サクラの仲間)の萌芽更新のための伐り直し
昨年、2023/12/9のナラ枯れ大径木伐採に際し、ハンノキを傷つけないように伐採するために、伐採することになったサクラの仲間を萌芽更新するために、伐り直しました。
大径木伐採では、ツルを利用して、ゆっくりと倒すようにするのが基本ですが、ツルになった部分は裂けるなどのダメージを受けています。
そこから雨水が入って、腐りやすくなっているので、伐り直します。
萌芽更新地区の伐採更新が進んで、萌芽更新目的の伐採を進めた時は、岩田が全ての伐り直しを行っていました。
このサクラ?も、皆さんがナラ枯れ大径木伐採をしている時に、並行して伐採しようと、ノコギリを使っていたのですが、完了しませんでしたので、 全員に参加してもらって、伐り直すことにしたものです。
伐採後に、切り口の直径を測ったら、30.3cmでした。
大径木伐採に慣れたせいで、細く見えていたようです。
根元付近にあった細枝には、小さな緑色の葉が出ていました。
できれば、萌芽更新してあげたいと思います。
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(B)ハンノキ林東側の尾根路沿いのカシ類の伐採など
前回のハンノキ林東支谷戸のアズマネザサ刈りで、状態を確認して、東支谷戸の伐採更新のために伐採した方が良いと思いましたが、手鋸では無理と思いました。
今回は、大径木伐採も可能な装備を持ってきて、これらのカシ類を伐採しました。
このカシ類は、2本ともアラカシでした。
細い方は、斜面側に伐り落してしまったので、谷底に積みました。
太い方は、尾根上に伐倒できたので、材の幹は尾根上に安定するように置きました。
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気づくと、斜面下方では、伐採して落とした方の伐採材の枝を伐るなど、材の片付けが始まっていました。
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太い方のアラカシは、丁度、尾根上に伐倒できましたので、その場で、枝を伐り落しました。
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(C)萌芽更新地区の北端部(A06-2)の伐採更新
2008年に萌芽更新地区の植生管理を始めた頃、萌芽更新地区の北端部からハンノキ林東地区にかけては、常緑樹や高さ4m超のアズマネザサが繁茂していました。
1998年末の萌芽更新地区整備事業でも、伐採されることがなかったのではないかと思われましたので、萌芽更新地区の植生管理計画について考えた時には、 (A06-2) 当面、植生管理せずに放置する区域としていました。
実際、(A06-1)および(A06-3)だけの植生管理だけで、手一杯でした。
ハンノキ林東地区の大径木伐採とアズマネザサ刈りを終えて、伐採更新を進めるために、南側に隣接する萌芽更新地区北端部(A06-2)の常緑樹林は問題だと思うようになりました。
里山倶楽部は経験を積んで、パワーが向上しているので、アズマネザサのヤブや、繁る常緑樹林を恐れる必要な無いと思えるようになっています。
そこで、(A06-2)も、伐採更新を行って、若い雑木林に再生することにしました。
ある程度、アズマネザサ、シロダモ、シラカシ、アオキなどを除伐することで、太陽の光が抜けるようになって、この区域の伐採更新後のイメージが湧いてきました。
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活動を終えて、記念の集合写真を撮ってから、休憩しました。
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ハンノキ林西地区のナラ枯れ大径木伐採が行われていました。
今日も、上空には、オオタカが飛翔しました。
カラスとのぶつかり合いもありましたが、ごく短時間でした。

かわさき自然調査団の活動

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for nature Research and Conservation