里山倶楽部
【2025/4/26 更新】

令和 7 年度第 4 回里山倶楽部
飯室山南地区のアズマネザサ刈り、モウソウチク除伐

日 時)2025年4月26日(土) 9:00〜12:00 曇
場 所)生田緑地 飯室山南地区(皆伐更新地区周辺)
参加者)東 陽一、伊澤高行、加登勇司、北川英樹、廣瀬朗子、政野祐一、吉澤正一
事務局)岩田臣生           計 8名

活動場所図
(上図)活動場所位置図

飯室山南地区における里山倶楽部の活動は、@皆伐更新地区の皆伐更新、Aナラ枯れに伴う拡張域の伐採更新、Bモウソウチク林のモウソウチクの除伐 の隣接する3つの地区に分けることができます。
Bのモウソウチク除伐は、2014/11/15に、皆伐更新地区北側の支谷戸斜面のモソウチク除伐から始めました
その後、年1回程度行ってきましたが、除伐しても、春になれば、タケノコが生えてくるので、竹林が消えることにはなりませんでした。
アズマネザサが密生する斜面の竹になったモウソウチクの除伐は、重労働です。
そこで、タケノコのうちに除伐することを始めるようになりました。
4〜5月に時間を取れれば、1〜2回の除伐を行うことで、新たな竹を少なくすることができると思います。
若竹になっていても、枝葉を広げていないうちなら、除伐の苦労は小さくて済みます。
そのため、水田ビオトープ班としても、或いは、一人でも、除伐に入ったことがあります。
そのモウソウチクの除伐に合わせて、アズマネザサ刈りも行っていました。
このモウソウチク除伐とアズマネザサ刈りを広げた場所が、皆伐更新地区拡張区域になっています。
皆伐更新地区から東に伸びる尾根は、モウソウチク除伐とアズマネザサ刈りを繰り返したことで、コナラなどの実生が成長している場所もあります。
今回は、この尾根上のアズマネザサを刈って、1本、歩き易い道をつくってもらいました。
この道沿いには、実生木が2m超に成長している場所もあります。
改めて、竹になったモウソウチクの除伐、アズマネザサ刈りを行えば、雑木林に変えることができるかも知れません。

前回、4/19(土)には蕾だったエビネが開花していました。
エビネ
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中間の休憩を取り、記念の集合写真を撮りました。
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休んだ場所の数本の木の枝に、何だろうと思わせるイモムシがいました。
帰宅後、茅ケ崎の岸さんや、昆虫班の宮内さんに、写真を送って、尋ねたところ、オカモトトゲエダシャク幼虫と教えられました。
エダシャクの仲間で、成虫は3月に出現して、幼虫は1〜2週間で蛹化し、蛹の状態で、夏〜冬を過ごす蛾のようです。
食草の拘りは無いようで、この写真は、ヒイラギの枝にいたものです。
オカモトトゲエダシャク

今回のアズマネザサ刈りでは、咲き誇っていたキンランまで刈らないように、注意しなければなりませんでした。
伐採更新のような攪乱を行うと、かつての多摩丘陵を想像させる景観が出現してくれます。
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繁茂したアズマネザサを刈ってやると、開花しているキンランが現れます。
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キンラン

竹林除伐を繰り返して残した伐り株が、多数、腐朽した状態で現れました。
また、ナラ枯れコナラの大木が点々と立っていました。
そろそろ、倒木の危険も出て来ますので、住宅地側に倒れ落ちることが無いように、伐倒した方がいいかも知れません。
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