令和 7 年度第 8 回里山倶楽部 芝生広場上雑木林の更新管理 日 時)2025年7月5日(土) 9:00〜12:00 曇 場 所)生田緑地 芝生広場上雑木林(A09-8) 参加者)東 陽一、伊澤高行、加登勇司、北川英樹、吉澤正一 事務局)岩田臣生 計 6名 ![]() (上図)活動場所位置図 第8回里山倶楽部は、芝生広場上雑木林の更新管理を行いました。 当該地区は、丁度1年前の2024/6/29(土)の第8回里山倶楽部でアズマネザサ刈りを行っています。 その後は、2024/11/9(土)の令和6年度第16回里山倶楽部(雑木林の再生を考える会)、 2024/11/16(土)の令和6年度第17回里山倶楽部(雑木林の再生を考える会2) を行っていますが、植生管理としては、1年間、殆んど活動していなかった状態にありました。 朝、倉庫のシャッターに、クモヘリカメムシがいました。 ![]() 芝生広場上雑木林は、ナラ枯れが始まった雑木林を再生したいと考えて、2020年に伐採更新に着手した雑木林です。 当時は、丈の高いアズマネザサがヤブをつくり、その中に大きな倒木が何本も転がっていました。 園路との境界には、背丈を超えるアセビ、ドウダンツツジなどの生垣が繁って、その中にアズマネザサも繁っていて、内部を窺い知ることのできる状態ではありませんでした。 この大きくなり過ぎた生垣を利用して、来園者が入り難い境界を維持しながら、内側の伐採更新を進めることにしました。 2020年1月にアズマネザサ刈りを始めて、2020年10月から2022年1月までの 18回の里山倶楽部で、大径木伐採を行いました。 この雑木林には、ツノハシバミ、アオハダなど、周辺では珍しい植物が生育していたので、皆伐ではなく、選択的伐採を行って、それらを残す伐採更新を計画し、実施しています。 現地は、前夜の雨で、下草はしっかり濡れていました。 ミスジマイマイがいました。 ![]() 曇だったので、気温は兎も角、湿度は高くて、汗まみれの活動になりました。 (次は北西部) ![]() (次は東部) ![]() 9:28 WBGT 25.3℃、周囲温度 27.2℃、湿度 83.2%でした。 ![]() ![]() ![]() (次は西部) ![]() ![]() (次は南部) ![]() ![]() ![]() (次は西部) ![]() ![]() 10:50 に休憩しました。 WBGT 28.7℃、周囲温度 29.6℃、湿度 90%超 記念の集合写真を撮りました。 ![]() (次はベースベンチ周辺) ![]() ![]() ![]() (次は西部) ![]() ![]() ![]() 西側地区の観察路沿いのアズマネザサの繁みには、野鳥の卵がありました。 ![]() 大径木伐採を区域の北西部から始めて、南部に向けて進めたためか、北西部にはコナラ実生が既に大きく育っていますが、 生育の速度は様々で、中央部に向けて、様々な樹種が競い合って成長していました。 この日の里山倶楽部としては、樹林倶楽部などで使う観察路のアズマネザサ刈りを行いました。 私は、ベースベンチ周りの樹木を伐採し、アズマネザサなどを刈ってから、 アカメガシワ、ヒメコウゾ、キリ、ハリギリ、モミジイチゴなどを除伐しながら密集している所に分け入ってみました。 すると、そうした暗い場所は、風通しは悪く、ハゴロモ幼虫が密集していたりしました。 ある程度の間伐を始めた方が良いと思いましたが、それぞれの場所毎の除伐対象を選ぶのは難しいと思います。 しかし、コナラ、ヤマザクラ、ツノハシバミ、アオハダなどの植物の成長を阻害している樹木は伐採するという基本方針から始めれば良いと思います。 今回は、ベースベンチから南西方向に、アカメガシワ、ヒメコウゾ、キリ、ハリギリ、モミジイチゴなどを除伐していったら、 西側の観察路に空間がつながりました。 5〜6人のメンバーであれば、一緒に観察して、考えて、伐採して、材を片づけて、少しずつ進みながら、 観察路、管理通路を増やしていく進め方が考えられそうです。 |